表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

童話集

さびしがり屋ウサギのルル

作者: にゃあすけ

 広い広い野原にその子はいました

 シクシクと泣きながら


「さみしいよぅ

 さみしいよぅ」


 ウサギのルルはさびしがり屋さんです


 友だちのウサギたちはわるい猟師さんに捕まってしまいました

 もう、会うことができません


 ルルは足がとくに速かったので

 捕まらずに逃げることができました


 でも

 ルルは後悔しました


 一緒に捕まっていたら

 こんなにさびしい思いをしなくてすんだのです


「みんなぁ

 どこに行ったの?

 さみしいよぅ」


 ルルは泣きつづけます




 泣きつかれたルルは眠っていました

 夢の中でもルルは一人でした


「さみしいよぅ

 だれかいないのぉ・・・」


 ルルは夢の中でも泣いてしまいます


 さびしくて

 さびしくて


 ルルは夢が怖くなりました


 そんな時でした

 温かなぬくもりがルルを包みました


 ルルは安心して眠ります




 ルルはぬくもりの中で目をさまします

 ルルの目の前には茶色の柔らかな毛がありました


 びっくりです


 ルルはなんとオオカミさんを枕にしていたのです


「ごめんなさい

 オオカミさん

 ルルを食べないで」


 ルルはふるえます


 オオカミさんはルルの顔をなめます

 食べられると思ったルルは逃げることもできません


 でも


 ぺろり


 オオカミさんがなめているのは

 ルルの涙でした


「オオカミさん?」


 オオカミさんはルルの傍にいてくれました


 ずっとずっと




 さびしがり屋ウサギのルルは大きな茶色のオオカミさんといつも一緒になりました


 オオカミさんはブラウンと名乗りました

 ルルはブラウンの柔らかな毛が大好きです


「ブラウン

 今日もお昼寝しよう」


 二匹は仲良く

 くっついて

 暮らしましたとさ




 さびしがり屋ウサギのルル 完

もう少しほのぼの要素があった方が良かったかなと思います。

もふもふが寄り添って寝てる光景は最高ですよね。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ