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4.あの過去の別荘へ③
途中からですので前のエピソード呼んだほうがぜっっったいにいいですよ。
短いです。ごめんなさい。
私は扉から少し離れたところに移動し、そこからわざと足音をたてて父と義母らしき人がいる部屋の扉へとまっすぐ向かった。
コツ、コツ、と足音がなる。私の心臓の鼓動が足音と交ざる。
躊躇う私の心など気にもとめず、私の足は歩き続け、いつの間にか扉の前に辿り着いていた。
足音が止み、心臓の鼓動する音だけがその場に残る。
…ああ、まただ。
気付くとコン、コン、と手が扉をノックしていた。
震える唇を半ば無理やり開き、コツ、緊張する気持ちを抑えて言葉を紡ぐ。
「お父様、いらっしゃいますか?」
言ったんだ、言ってしまったんだ。
――よし、ここは一肌脱ごうではないか。
「…っあ、ああ…いるよ、セレスティ。」
動揺するお父様の声が聞こえる。何だかいい気味だと思ってしまった自分を一旦殺そうと思う。
(今はお父様を説得することに専念しなきゃです。)
…ここは私の人生の分岐点だ。
だからこそ、間違ってはいけない。
☆を★にしたり、ブックマークとか評価してくれたら嬉しいですねえ…(´・ω・`)




