8.亡き母のひた隠し
もうすぐ…!
母の部屋の中は綺麗なままだった。
机には手紙が置いてある。ああ、気になる…
(ちょっとだけ…)
そう思って手紙を手に取り、ペーパーナイフはなかったので手で開く。中の紙を手に取り、読み始める。
『セレスティへ
セレスティ、これを読んでいるということは、私はもう死んで貴方は十八歳になっていることでしょう。
十八歳、セレスティも立派なレディになっているのでしょうね。
…さて、本題に入りましょうか。セレスティ、私は貴方を愛しているわ。…言葉で言えなくてごめんなさい。けれど、どうしても伝えたかったのです…ええ、それだけです。幸せになってくださいね。
これが、私のお願いです。
…それと
セレスティ、貴方が小さい頃にとても気に入っていたあのお人形のことを覚えているかしら?
あのお人形は汚れないように屋根裏部屋に保管してあるの。…思い出したなら、もう一度大切にしてあげてちょうだい。よろしくね、セレスティ愛しているわ。
追記
セレスティ、あの人形は』
…文字が滲んでいて上手く読めない。それに、最後は走り書きになっている。
…それより、人形とはなんのことだろうか?人形があったかすら覚えていない。
「…?」
思い、出し……
「…ました!」
ああ!何故忘れていたのだろう!小さい頃にイケメンかっこいいかわいい好きetcなんて毎日言っていたのに…今となっては立派な黒歴史だ。
「あのお人形をなくしてしまったと思ったら…そんな所にあったのですね、今すぐ探しに行かなければ…!」
ぱっと目の前が明るくなった気がした。
明るいと言ってもなんというか、こう、暗い明かりみたいなものだ。…明るくはなっていなかった。
…屋根裏部屋に行かなければ。
気持ちを明るくするために、あの人形を早く見つけなければ。
ブクマとか評価とかやってくれたら嬉しいですねえ。(強制じゃありませんよお(^^)まさかね)




