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居場所は何処にもない  作者: 佐藤ジン


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1/1

居場所はここにはない

                 【孤独者】

僕には居場所がない。それは過去も未来も……そして、現在も居場所がない。

悲しいとかわからない。だって、生まれた時から居場所がないのだから……。

仕事が上手くいかない人がいると思うけど、それ以上に居場所がない人がいる。僕みたいにね……。

僕は仕事もプライベートも居場所がない。何度も死のうと考えた。だけど、僕より辛い人がいるからこそ

生きるしかないとおもった。過去の話をしよう。

僕の両親に殺されかけた時ある人が僕を守る為に目の前で命を落とした。

命を落とす前に……僕に『君には歩むべき道がある』と言った。僕はただ悔しくて無力な自分を呪って……

それと同時に復讐すると決めった。この世界を変える為には、不平等な世の中と残酷な世界を変える。

まず初めに両親を殺した。それが僕の始まりだった……今は小学校の時にいじめた奴らを殺す。

神様は僕のやりたいことを許してくれているみたいだ。何故なら目の前に奴らがいる...幸せそうな顔を

している。世の中は居場所がない者が不幸で居場所を奪った者が幸せになる。

このチャンスを逃すほど僕は優しい人ではない。線路に落とす『さよなら……悪党』これで僕の居場所を

奪った者は居ない。それ以外に犯罪者をこの世から消し去り、不幸になった人達の原因を殺した。

僕の手は汚れてしまった。だから海が好きでも入れない……いつも崖から海を見ている。

後は戦争をなくすこと...残酷な世界を正す。僕の歩む道は変わらない……。

                 【刑事】

今回の殺人事件は政府から殺すことは簡単だ。しかし、彼は戦争を終わらせて辛い思いをした人の原因を殺していた。彼の大義は賛成できるがそれでも悪だと思う。

私は、彼の過去を調べて思ってしまった……殺す必要性がない。だけど政府の命令を逆らってしまえば

私の命がない。それに個人的にいいたいことがある。

今、彼が好むあの崖にきた……彼は...居た。

孤独者こどくしゃ少しいいか?』

『あなたは刑事か……』

『貴方を殺しに来た』

彼は海を見ている。まるで自分の死期を分かっているみたいだ。

『そうですか……この世界はとても残酷ですね』

『私の父は貴方に幸せに生きてほしいと思っていました。』

『僕の為に守って……いい人が消える世の中なら変えた方がいいでしょう』

そうじゃない……彼には生きて欲しかった。何故なら生き別れの兄貴なのだから……

確かにこの世界は残酷だけど永遠に孤独ではない。

『刑事さん……貴方が手を染める必要がないよ』

『早まるなよ兄貴』

『兄貴か……ならこれだけ言うけどもう生きる気力がなくても生がある限り、あがいてあがき続けろ』

彼は崖の端にたった。

『だめだよ……』

『ごめんな……僕には居場所がない……さようなら。僕は海に帰る』

兄貴は海に落ちた。ごめんなさい……とめられなかったよお父さん……

私は家族を失ってこれから孤独になるのか……それだけはだめだよな……

後は任せろ...

              【最後に作者から】

居場所は誰にでもあるだから自殺はだめだよ。

溜め込みすぎず、周りに頼ってね……悲しむ人がいるから。










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