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レッドアームファミリー/俺たち無法者、なぜか正義の味方やってます  作者:
第一章 知ってる景色と知らない心
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良い?作戦2

「バカやってないで行くぞ」

「久々、スリル、良かった」

マッドの発言にジンは呆れた顔をする。

ナタリアはヘルメットを展開して顔を覆う。

「では行くとしよう!」

ナタリアのヒーロー口調で話始め体勢が整ってきたところで敵の援軍が来る。

セキュリティロボットたちだ。

「立派なお出迎えだがそんな鋼鉄を身に纏わないでくれ。ここはパーティ会場なんだからな。必要なのは招待状とドレスだ。ダンスと行こうぜお前ら!」

コートの襟を正し、ブレイドをくるりと回転させて構える。

「「了解」」

残りの二人が返事をした瞬間三人は動き出す。

区画ないのロボットを蹴散らしながらオリヴィアの元に向かう。ジンはマットとナタリアはセキュリティーロボットの弾丸を受けても平気だが、ジンは違う。

ブレイドを盾にしながら接近してロボットを破壊していく。

マッドはロボットを持ち上げそれを別のロボットに投げている。

ナタリアは相手の攻撃など意に介さず殴りまくって突破。

三者三様の戦い方である。

戦闘を繰り返しながら廊下をかけて行く。

道中で戦ってる中で三人の向きは当たり前だが違う瞬間がある。

「右だ」

「こっちか?」

「そっちは左だジン君」

「方角で言え」

「西!」

「こっちか?」

「そっちは北だ」

「分かりにくい」

「私からみて右だ!」

「分かりやすい」

マッドはナタリアがルートを通信機で共有すれば良いのではと感じたがなにも言わずに二人について行く。

敵をあらかた片付けて武装を解除しながら三人は扉の前で立ち止まる。

「地下だぞ間違ってねえか?」

「ルートはこっちなんスけどねぇ」

不穏な気配を感じて三人は顔を見合わせる。

ナタリアがスーツのパワーで鍵穴をねじ切り扉を開ける。扉を開けた先には凄惨な部屋が広がっていた。

部屋の真ん中には吊るされたオリヴィアがおり、その背中には鞭のようなもので何度も叩かれた跡があった。

「オリヴィア!」

ジンは急いでオリヴィアを降ろす。

「、、、ジン?」

オリヴィアの片目も腫れ上がっている。

「なぜ、ここに?、、、ここに来ては行けませんわ!」

ジンのコートを掴みながらオリヴィアは必死に訴える。ジンはその手を優しく握りながら答える。

「お前とテュールを助けに来たんだ」

「テュール、、、ごめんなさい、ごめんなさい、私が騙したから、、、テュールは、、、もう、、、」

「落ち着けオリヴィア、俺様がいる。テュールは俺たちの読み通りならおそらく助かる」

「ジンさんの読みっスけどね」

「話、後で、そろそろ、バレる」

「大丈夫ですわマッド、今はみんな寝ていますから、まずは私の部屋に行きましょう」

(寝てる?、、、どういうことだ)

ジンはオリヴィアの言葉の意味を考えながらオリヴィアを抱えて歩く。

「お前ちょっと軽くなったな」

「不謹慎スよジンさん」

「デリカシー、ない」

そんな会話を聞いてオリヴィアは微笑む。

何がおかしいとジンが聞くと何もと答えてそのまま微笑み続ける。

部屋に着くとオリヴィアは救急箱を取り出し治療を始める。といっても消毒液をかけるくらいしかできず箱の中身はその他の包帯などが入っていなかった

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