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レッドアームファミリー/俺たち無法者、なぜか正義の味方やってます  作者:
第一章 知ってる景色と知らない心
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良い?作戦

ボロボロの船がマッハ20で惑星ロードリーの大気圏を突破しようとしている。

「こここここれで本当にババババババレないんだろうなあ!」

「分かんないっススススススス」

「※※※※※※」

「母星語話すなマッド、わわわわわ分かんねえんだから」

時間は二時間ほど前に遡る。

良いものがあると言いローランドが取り出してきたのは加速装置だった。それに対してナタリアが位置情報の方が知りたいと言おうとすると彼は居場所ならわかると言い出した。

「奴はロード家の祖じゃ、必然的に活動範囲と惑星系は大体絞れるじゃろ。ジン君、発信機の類は?」

「そういえば全員に付けてたっスよね」

「けど明らかに範囲外だぞ」

「ここの設備で、特定惑星内で、電波探知、すればいい」

マッドの提案にローランドは首を縦に振る。

「その通りじゃ」

そこから見当をつけた惑星の電波をハッキングで調べてオリヴィアの発信機の信号がロードリーから出ていることを知る。

しかし、そこからが問題だった。

ロードリーの大気圏には一キロ間のセキュリティエリアが存在する。これは侵入して0.1秒でスキャンが完了する。つまり0.1秒以内に一キロを通過すれば機器も反応しないし文字通り透明人間のように入り込める。そのためにはマッハ30近く必要になる。

ナタリアが偽装も考えたが、どちらかといえば相手に全く気づかれない方が都合が良かった。

故にローランドが引っ張り出してきた加速機を船に取り付けてブーストすることにした。

というわけで冒頭に戻る。

「マッハ30ってこの船耐えれんのかあ!」

「下噛むっスよ、マッハ25、26、27、、、目標ポイント、、、五、四、三、二、一っス!」

「うおおお、加速!!」

マッドだけが笑いながら楽しんでいる。

ジンとナタリアはそれどころではなく必死に目を瞑って祈る。

((耐えてくれ))

「逆噴射くるっスよ!」

ナタリアがブースターに設定した直後の逆噴射、とてつもないGが彼らにかかる。

「、、、や、、ば、、吐く」

「逆噴射!!」

「オエエェェ」

ナタリアは吐き出しジンは我慢している。マッドは相変わらず楽しんでいる。

しかし、どうにかしなくてはならないことが次から次へと増え始める。

船が空中分解を起こし始めている。

逆噴射で勢いが抑えれたが船体は保たなかった。

「ナタリア!吐いてる場合じゃねえ、船が壊れ始めてる」

「高度、、、は、、、ウプ、、、五百メートルっス」

「ナタリー、目的地、どこ?」

「今この船が突っ込もうとしてるところの建物からオリヴィアの信号が出てるっス」

「調子戻ってきたな、ギリギリまでこのまま突っ込むぞ。各々着地はできるな」

「パラシュートは使わないんスか?」

「あんな目立つもんに頼るな。俺様のように華麗に、、、」

「なに言ってんスか!安全第一っスよ」

「、、、さっき空中分解が始まった時に棚ごと飛んでった」

「それが本当の理由じゃないっスか!!!」

「俺は、少しでもモチベーションをだな」

「そろそろ、ぶつかる」

マッドの発言に二人は前を向く、ナタリアは強化スーツを着てジンはすかさず建物に向かって飛びながら壁にブレイドを差し込んで速度を落としながらスライドする。

マッドは船に乗ったまま衝突する。

『あいつ、普段は知的なのになんであんなバカみたいなところあるんだ』

『分かんないっス、刑務所でも興奮することの前でははしゃぎ回ってましたし』

二人は船が開けた穴に降りて集合する。

マッドは墜落した船の中から出てくると同時にマッスルポーズを決める。

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