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レッドアームファミリー/俺たち無法者、なぜか正義の味方やってます  作者:
第一章 知ってる景色と知らない心
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長生き、それは繰り返し

マザーKに戻ってきた三人はローランドの研究施設に直行する。武装を完全にした状態で、、、

前回はナタリアが武器を登録していたのでセキュリティゲートは通過できたが、今回は新たに未登録のブレイドを持ち込む。セキュリティのことを忘れていた三人はそのままをアラートが作動してしまう。

瞬く間に警備ロボットに囲まれて三人ともピタッと止まり驚いた顔をする。

奥からハーネットが走ってきて、遅れてローランドが歩いてくる。

「ナタリアあああ!何をしているの!!」

「違うんスよ!忘れてたんスよ!」

ハーネットの華麗な飛び蹴りがナタリアの顔面にめり込む。

「全く、事前に連絡くらい入れれてたでしょう!」

「前が、、、見えねえ、、、」

ナタリアはピクピクしながらその場に倒れている。

「ほっほっほっ、お前さんらだけか戻ってきたのは」

遅れて歩いていたローランドがハーネットの横に着く。アラートは解除され警備ロボットたちも元の持ち場に戻る。

「まあ、、、色々あってな」

「話、聞きたいこと、ある」

彼らが戻ってきた理由を既に知っているのかローランドは落ち着いて話せる場所に移動する。

椅子に座ったローランドは部屋を暗くしホログラムを起動する。

「さて、何から話そうかのお」

「全部だ、二千年前にある遺跡から神骸を掘り出した時から」

今回はハーネットはローランドの側ではなくナタリアの横に座っている。

彼女が聞く側に回るのは珍しい、それだけの話なのだろう。

「神骸、、、そこまで知っておるのか。アルガスめ、随分と話したようじゃな」

喋りながらホログラムを操作し、いくつかの写真を並べる。一枚目の写真名は二人の男が肩を組んでいた。

「これが当時のワシらじゃ、神骸を発掘し喜んでいた時の写真だ」

スライドを進めながら話を続ける。

「ワシらはこの遺跡から発見された人型の遺体のようなものは、かつて神として降臨していた生命体の遺骸であると考えた。神骸の由来はそこからじゃ」

写真が次のものに移行する。ローランドは少し懐かしそうな顔をする。

「神骸の特徴は大きく分けて二つじゃ。一つ目は適応性じゃ、有機物、無機物問わず適応できる。適応しようとする意志さえ感じられる。ジン君のブレイドはその適応性を利用して神骸を組み込んでいる」

一同がジンのブレイドを見る。ジンはローランドが前に話していた心でつながるということの意味を理解する。

「二つ目は、その未知性じゃよ。全ての神骸は適応するとまず副次的な能力が機能し始める。その後、本質的な能力が覚醒することが基本じゃ」

「テュールのものを取り出す力が適応時の副次的な能力、時空点にアンカーを撃ちこむ能力こそが本質的な能力ってわけか」

「そういうことじゃ」

ナタリアが手を挙げて質問する。

「その能力って適応前から分かってるんスか?」

「そこが問題なんじゃよ、能力は神骸が適応しなければ分からない」

「くじ引きっスねえ」

ナタリアが天井を見上げながら脱力する。

ハーネットはナタリアを見ながら呆れたように話しかける。

「ナタリア、、、あなたまさか欲しいんですか?」

「うーん、欲しいってのもあるんスけど、、、何よりアルガスに対抗するためにはあいつの能力を知る必要があるんスよねえ」

確かにアルガスの能力を知れるというのは何より心強いはずだ。しかし、そんな願いもローランドの言葉によって叶わないことが分かる。

「奴は、、、おそらくこの世で、今最も神に近い存在じゃ」

「どういうことだ?」

「多くの実験体と称した生命体に神骸を適応させその能力の本質を掴ませたところで自身の中に取り込んでいるということが考えられる。つまり、かつて神々と呼称していた存在になるということじゃ」

マッドが何かに気づいたように呟く、

「片方は、神と、同等に、なろうとし、もう、片方は、人として、神に、なろう、とした」

「良く知っておるのマッド君、後者はまさしくワシじゃ。道具を使い、人として神を超えさせるつもりじゃった」

ローランドは一拍置いて語る。

「不正解の道じゃ」

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