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レッドアームファミリー/俺たち無法者、なぜか正義の味方やってます  作者:
第一章 知ってる景色と知らない心
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終末装置3

「僕は生まれてきてよかったのかな、本当はこの世界で自由に生きる資格なんてなかったのかなってたまに考えちゃうんだ」

「ほっほっほっ、ジン君と君はよく似ておるのお」

「僕がジンと?僕はジンほどすごくないよ」

「悩み方がじゃよ。二人とも当たり前のことを悩んでいるようじゃな」

テュールはローランドをじっと見つめる。まるで先生に教えてもらう生徒のような顔で聞いている。

「生まれてきていいに決まっておる。そして、生きるなら幸せを願っていいに決まってる。まあ、そのようなことが悩めること自体が幸福だと思うがのお、世の中にはそんなことを考えずに必死で生きてある者たちもいるのじゃからな。検査は終わりじゃよ家族のもとに戻るとしよう」

ローランドがカールのオフィスに向かって歩き出す。

テュールは一人ベンチに残された。

ローランドの言葉の意味を考えてるようだ。

「贅沢な、、、悩みか」

立ち上がりローランドの後を追う。

二人がオフィスに戻ってくるやいなやマーガレットがテュールに駆け寄る。

「どこもなんともないですか」

「大丈夫だよマーガレット」

二人がわちゃわちゃと戯れ合ってるのを横目にジンは思い出したことをハーネットに聞く、

「ナタリアはここないるのか?メッセージが残ってただけでその後が何も分かってないんだよ」

ハーネットは呆れた顔をする。

「全くあの子は、安心してちょうだい。ピースのロックを解除したから研究を完成させせるつもりらしいわ」

その言葉にマーガレットは嬉しそうに反応する。

「彼女ならやってくれると信じてました」

「とりあえず検査も終わったし街にでも出てぶらぶら散策でもするか」

「賛成!」

ジンの提案にテュールは乗り気だった。

入り口まで見送ってもらい三人はお礼を告げてその場を後にする。

残ったカールとハーネット、ローランドが三人の姿が見えなくなった後、話し始める。

「このまま行かせて大丈夫でしょうか」

「いい人達だから信用してもいいんじゃない」

「カール、あなたは楽観的すぎよ。テュール君は間違いなくこの世界の終末装置になり得るわ」

「大丈夫じゃよ。彼らはまだ悩み成長している段階じゃ、見守り続ければ良い。宇宙船に我々とのホットラインを設定するようマーガレット君に伝えておいた」

「いつの間に!ローランド先生は相変わらず抜け目ないっすね」

「悩んでいるのは彼らと言いました?テュール君だけでなくジンさんも悩んでいるのですか?」

「さあの、ほれほれ昼飯時じゃ、戻った戻った」

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