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レッドアームファミリー/俺たち無法者、なぜか正義の味方やってます  作者:
第一章 知ってる景色と知らない心
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恋煩い

飛行中の銀河警察の船の中でスタリオンは煙草をくわえようとする。

するとアリアが煙草を回収する。

「私の船では禁煙です。スタリオン警部」

(アル君の体調が悪くなったらどうするのよ。少しは考えなさいジジイ)

コックピットに遅れてアルがやってくる。

「さっき買ったものを倉庫に入れてパンパンになっちゃいました。量子テクノロジーを活かした縮小拡張の技術うちの船にも入れましょうよ」

「あんなもん一部の高級船に搭載されているだけだ。そんなバカみたいな予算はうちにはない。だいたい個室もらえてるだけでもありがたいぞお」

「そうなんですね。スタリオン警部、ローゼン刑事これどうぞ」

「ありがとうアル」

アルは二人に軽食を手渡す。

(やっば、手作りごはんもらっちゃった。毎回もらう度に嬉しすぎて取っておきたくなる)

スタリオンはアルに頼みごとをする。

「アル、水を取ってきてくれ」

「了解です!!」

アルはニコニコで水を取りに部屋を出る。

「ご自分で取りにいけばいいじゃないですか」

(こき使ってんじゃないわよ。私は自分の水を持ってるのよ。私だってアル君が持ってきた水のみたーーーい!)

「あいつのどこがいいんだ」

スタリオンの突然の発言にアリアは口に含んでいた水を吹き出す。

「ななな何を言い出すんですか!」

スタリオンは軽食を食べながら適当に答える。

「お前とは付き合い長いから分かるんだよ」

アリアは口をぬぐいながら答える。

「バカなことを言わないでください。マジで」

「アル君に聞かれちゃうぞ」

「アル君なんて、、君なんてつけてません。勝手なことを、、」

「昔、初恋の相手の名前をメモ帳に君付けで書いてバレかけたことあったろうが」

アリアがスタリオンの口をふさぐために席から立ち上がろうとしたときにアルが戻ってきた。

「水取ってきました!」

アルがコップを並べて注いでいく。

「あれローゼン刑事、自分の水あったんですか。要らなかったですね」

「いや、せっかく入れてくれたのだから飲もう」

(アル君が入れてくれた、、、新婚生活に近いのでは、、、このジジイがいなければね)

スタリオンは別の方向を見てとぼけた顔をしている。

この船もジン達に負けず劣らず賑やかに追跡をしているようだ。

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