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人類宇宙放浪記-第1,2世代-  作者: えもっさんとポーカー
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惑星の住民

惑星ヲクにたどり着いた人類てあったが、星には元々の原住民がいた。彼らは突然やってきた人類を警戒している。

 ヘスミソ王国から脱出した権力者たちがたどり着いた惑星ヲクで、酸素供給機を使い、一定範囲で生活できるようにした。

 一方、宇宙船が惑星に着陸した音に反応して、遠くからこっそりと眺めている影があった。

「△□○、○○▷!」

「○▫︎□◁」

一方、宇宙船外の周りで作業をしていたチスソチは彼らの住民の存在に気づいていなかった。

「おーい、チスソチ君スーツには慣れてきたか?」

「あ、はい。ムシミシムさん。」

ムスミシム、彼は科学者であり、ヘスミソ王国の至宝と言われたムシメ教授の1人息子であった。ムシメ教授は、パワードスーツ「イテンバ」の開発に関わったが、急病により僅か57歳で亡くなってしまう。そして、息子であったムスミシムが彼の後を継ぎ、父の死から3年後にとうとうイテンバは完成した。完成後、ムスミシムはチスソチのためにトレーニング施設を用意し、技術発展に尽力した。また、チスソチも彼を尊敬していた。

「よかった。ならばそろそろ、地下に埋まっている資源を採掘してきてくれ。」

「分かりました。では、明日には取り掛かりましょう。」

「ああ、頼んだぞ。あと、マハ・リ様が最近いないようだから、探しておいてくれ。どうせ、またほっつき回っているのだろうが。」


----------------------------------------------------------------------------------------------

チスソチたちの様子を遠くから見ていた原住民の斥候兵2人は自分たちの村へ向かい走っ。そして村の長老の館へと向かった。

「⭐︎○□」

「※△▷、▽□○」

「ン〜〜、ン〜〜」

ビリッ

「うっ、はぁはぁはぁ。おい!この野郎なにすんだ!」

「ワレラハ、オマエタチトハナシアイガシタイ。」

「なんだと!お前らとなんか交渉するか!まずは俺を解放しろ!」

「ナラバ、カイホウシヨウ。ダガ、シッカりおまえタチのナカでイチバンえらいヤツヲココに連れてこい。それがジョウケンだ。アシタ、コイ。」

「わ、わかった。」

「○、▷□。」

そう言うと縄が解かれた。

「アシタだぞ。」

「あぁ。分かってる!」

そしてマハ・リは走って逃げていった。


----------------------------------------------------------------------------------------------

「おーい、マハ・リ様どこにいるんですかー。帰ってきてください。」

(酸素供給の行き届いている範囲でも奥地まで探しに来たが、いなそうだな。どこに行ったんだ?イテンバの残量酸素量は半分近くか、一応もう少しだけ奥まで行こう。)

「誰か、ないのか!」

(よかった、生きていたか。)

「おーい、マハ・リ様そこで待っていてください!」

「あぁ、チスソチか!助かった。早く来てくれ。」

少し戻ると、呼吸の荒いマハ・リが寝そべっていた。

「マハ・リ様、どこに行ってた。皆が探していますから、早く戻りましょう。」

「チスソチ、大変なことになった。!」

(なに!?)


----------------------------------------------------------------------------------------------

「チスソチが帰ってきたぞ。あ!横にクオク様もいるぞ!」

「リ(マハ・リのことのことである)、なにをしていた。」

マハ・リの父であり、ヘスミソ王国の宰相のマハ・メの息子であったマハ・イが尋ねた。

「父上、大変だ!この惑星にはやっぱりエイリアンがいた!俺はそいつらに捕まっていたんだ。」

「なに!?ど、どんな見た目だ?」

「奴らは口に触覚があるが、文明レベルではまだまだ俺らには追いついていない。」

「そうか。。どうすればいいんだ。ところでお前はどうやって逃げてきたんだ?」

「実は、父上が村に行き、交渉することが条件で解放してもらった。」

「そうか。」

「宰相様、エイリアンなど、何を考えているかは分かりません。行かない方が得策かと。」

こう進言したのは代々マハ家の側近として仕えてきた名門ナシ家第7代ナシ・ランであった。

「ラン、確かにそうだ。この件は王には知らせぬで良いぞ。」

「はっ。」


-約束の日-

「チスソチ、お前のイテンバに入れてみたいシステムがあるのだが、スーツを貸してくれないか?数時間で終わるから、いいか?」

「はい。どんな、システムなのですか?」

「まぁ、待っていろ。」


-約束の日の翌日-

「○□▽、△■◎!」

長老は異邦人たちが訪問しなかったことに怒った。そして兵、約500人を送った。兵士たちはシキクという乗用獣に跨り、手には矛を持ち、出陣した。軍は村から5.7km離れている人類の居住地に向かっていた。しかし、そのことを彼らはまだ知らない。



次話で、長老の派遣した兵が到着し、戦いが勃発する。人類側は人数において不利であったが、武器の質により、善戦する。果たして人類は地球に戻ることができるのだろうか。


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