愛のムチって言葉があるなら愛のアメもあるべき
子供達を物のように扱うのは嫌ですね。
子供達の経験を聞いて言葉を失っていた男達に対し、子供達の方が先に口を開いた
「ねぇ、だからお兄ちゃん達は何か悪いことって本当にしてないの?」
そう言われると何とも言えない。本当に何も悪いことはしていないのか、でも確かに立ち小便や人のことを叩いたり、悪口を言ったりなどはしたが、それは悪いことはしていないと言えるのだろうか。
「「・・・・・・」」
2人はただ黙って自分達の行なってきたことを、歩んできた人生を振り返っていた。
男達が黙っているのを子供達はつまらなくなったのか、何人か減っていた。
「なぁ、坊主。ここはどこなんだ。」
黙っていても何も変わらないと思ったのか、子供に対し場所を聞いた。
「ここ?ここはね〜、自由な場所だよ!」
本来の答えでは無かったのか、子供は一瞬驚いたような顔をしたが、すぐさま笑顔に変わり元気よく答えた。
「自由?」
「うん、ここではね何してもいいんだって!みんなと一緒に遊んだり、一緒に寝たり、ご飯もどれだけ食べてもいいんだよ!」
子供達はは楽しそうに、本当に嬉しそうに、まるで自分が今までやってこれなかった、今までやった事が無かったことかのように純粋に喋っていた。
「・・・そうか、良かったな。」
子供の頭を撫でながら男はそう呟いた。
「もうよろしいでしょうか。」
男が子供を撫でるのを、まるで睨んでるかのように、
いや実際に睨んでいた。よく見るとめちゃめちゃ睨んでいた。
「なんだよ、ここがゴールじゃないのかよ」
男が不満そうに尋ねると、
「そんな訳が無いでしょう、ここはあなたのような者が来る場所ではありません。ここは彼らの場所です。」
と、キッパリ愛無が言い放った。
「あぁそうですかい、じゃあ早く行こうぜ。」
バツが悪そうに言い返し、立ち上がり行こうとしたその時、隣からドサッと倒れる音がした。
小説書こうってなったら意外といけるんですが、
如何せんわたくし面倒臭がりで候。