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借りたDVDを返却最終日に返そうとすると、用事が入って上手く行かないことが結構ある

続きです、まだまだ始めたばかりなので頑張ります!

「まぁ、とりあえずあの横断歩道を渡ればすぐ着くんだから、早く行くぞ。」


男が道路向かいのDVD店を指さしそう言った。


「そんなこと言ったって信号赤じゃん。急いだってあそこで待つ羽目になるんだからゆっくり行こうや、早く歩いたら余計に汗かくわ。」


とは言ったものの、ゆっくり歩いた結果、結局猛暑の中を立ち止まりながら待つ羽目になったのだった。


「あ〜、暑い日に限って信号が長く感じるわ、救いは車が目の前を通るたびの風が気持ちいいことだわ。」


一緒の男?はその言葉を聞き流し、特にやることもないので向かいに待っている人を眺めていた。


「ホラッ!みーちゃん、じっとして待ってなさい。すぐに変わるから。」


ふと、隣の母娘の会話が聞こえてきた。


まぁ、無理もないだろう。大人でも暑さにはこたえる、ましてや子供に対しては、はるかに大変だろう。母親が押さえつけるようにして、その子を捕まえていた。


しかし、元来子どもというのは、押さえつけられるとそれに反発したくなる。まぁ、それは人それぞれだが。


すると、その子が案の定母親の手を振りほどこうとし、暴れだした。


そして、その時子どもが手に持っていたオモチャが手から飛んでしまったのだ。


すっぽ抜けるとはこういう事を言うんだろうなぁと、信号待ちをしながら、項垂れている男は呑気にそんなことを思っていた。


だが、終始見ていた者は違った。冷静に子どもがどういう行動を取るのかを考え、体が動いていた。


子どもは、自分の手から大切な物が飛んでいった場合、周りを見ずに一直線にその方向に行ってしまうのだ。


道路に飛んだオモチャを目掛け走っていく子に向かい、親友は一直線に駆けていった。


目の前の様子を、期限間近のDVDを持ちながら呆然と眺めていた男も、その瞬間意識が遠のいていくのを感じていた。











どうですかねぇ、DVDのくだりは皆さん結構あると思うんですが、ちなみに僕は多々あります。


頑張っていきます。

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