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語り手→冒険家→?

語り手。それは、私の正体。

私は私だし、読み手は読み手でしかない。

この一族史を例外として…

「いてっ?いててて!」

わたし、凪海美告(なぎうみみつげ)が目を覚ますと、そこは針地獄と化していた。

比喩ではない。

画鋲が部屋の床に隙間無くびっしりと敷き詰められていたのである。

は……?

驚くべき事態なのだが、状況が上手く飲み込めない。そうして、わたしは、しばらくフリーズしていた。

こんな事になった原因は何か?

これでは、部屋から出られないし、怪我をしてしまう。

昨日の夜。昨日の出来事。

ブンシより。と書かれた手紙を受け取った。全く見に覚えのない名だったが、興味を引く内容だった。

この冒険家、凪海美告にとっては。

わたしは、武者震いをしながら、一つの解決法を思いつき、実行した。

ひゅっ!!

窓から飛び降りたのである。

なに、3階の高さ程度ならこのわたしの身体は傷つくことはない。

なにしろ、わたしは特殊な体質だから。


この頃の私は、まだ、知らない。

自分が何者で、なにを知るのか。

また、何故、第三者視点でこの物語を語っているのか。

私は何故、生まれた?

わたしはなんなの?

そう、これは、きっと運命。


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