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1-1

突然現れた娘と名乗る彼女の話を聞こうと思ったのだが、色々と問題がある事に気付いた。

『家に上げるのはマズイな…。いくら娘と言われてもご近所さんに見られたら通報されかねん。しかも仕事どーするよ…。午前中休みを取っても問題なかったっけ…。しかし、娘って…。』などと難しい顔で考えていると、「お父さん?…いきなり来た事、やっぱり迷惑でしたか??」と不安そうな顔で覗き込まれた。

「おっ、お父さん⁉︎あ…いや、話をしたいと思ったんだが、今、部屋が汚くてな。どこで話せばいいかと思って考えてたんだよ」と、あくまでも話す場所に悩んでいただけだ、と思ってもらえる様に気丈に振る舞った。

彼女は、ホッとした様で、「それならこの近くの喫茶店はどうですか?」と笑顔で提案してくれたが、その顔が夢に出てくる『彼女』にそっくりでうっかり見惚れてしまった。でも、すぐに気を正して「あぁ、あそこのコーヒー屋な。じゃあそうしよう。でも行く前に会社に連絡入れるから、悪いけど先に行って待っててもらえるか?」と返事をしたところ、彼女はまた不安そうな顔で、「本当に、後からちゃんと来てくれますか?」と尋ねてきた。こちらとしては一度冷静に考えたかった事もあり、少しの時間一人になりたかった。というのが本音なのだが、確かにこのまま逃げるという手もありだな…と思いつつも、それは大人気ないなし『彼女』の事も聞きたいので、「では、連絡先を交換するいうのはどうだ?」と提案した。「用事が済んで向かう時は連絡するし、来るのが遅いと思えば連絡してくれればいい。これで少しは安心するだろ?」と言うと、彼女はまだ少し不安そうにしていたが「わかりました」と言ってくれた。お互いスマホを取り出し連絡先を交換したのだが、その際に小声で「番号ゲット、やった」と言ったのが聞こえ、なんだかいたたまれない気持ちになった。


喫茶店に向かう彼女の後ろ姿を見ながら、『彼女』の事を思いボーッとしてしまったが、会社への午前休みの連絡を入れねばならない事を思い出し、急いで電話した。幸い、今日は午前中の客先へのアポイントは無く、すんなりOKを貰えた。が、後で嫌味を言われるだろう…

そして、『アイツにも連絡しておかねば、後で面倒な事になる』と思い、今の状況を簡潔にまとめメールしておいた。

恐らく今日呼び出されて奢らされる事になるだろうが、こちらとしても話を聞いてもらいたいのでまぁ、良しとしよう。


「用事も終わったし、少し気持ちも落ち着いた。そろそろ行くか」と大きめな声で独り言を呟き、喫茶店で待つ彼女に連絡する。

プルルルル、プルッ「はい」

「西野だ。待たせて悪いな。今から向かう」

「良かった…。待ってます」

電話を切り、歩き出す。

今からどんな事が語られるのやら…

不安な気持ちとは裏腹に、無意識で足早に喫茶店へ向かっていた。

次は、どうして彼女が優の所に来たのかを語らせたいと思ってます。

ですが、次話こそ文章まとめるの大変な予感です。

文章って難しいですよね…


今回も読んで頂き本当にありがとうございます。

次話も読んで頂けると幸いです。

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