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プロローグ

夢を見た。

初めて心の底から愛し、そして突然居なくなった彼女の夢を。



………などと感傷的に言ってはみるが、彼女の夢は結構な頻度で見る。

ふと思い出したように突然見る夢であれば何かのフラグが立ったのか?と多少ソワソワしてみたりするものだが、頻度の高さから言えば変わらぬ日々の1ページだ。

夢を見始めた頃はもしかして⁉︎と思い、その度に一喜一憂したものだが、こうも頻繁に見ると『あー、はいはい。またですか』という感情しか生まれない。

しかし、見続けるという事は自分の深層心理に深く根付いているのだろう。


もう15年も見続けているのだから…


15年の月日はあっという間に流れ、現在、35歳。商社の営業マンとして働いている。

商社の営業マン、と言えば聞こえはいいがその実情、商社とは名ばかりで社員9人の中小企業…いや、もう弱小企業の社員だ。

頼まれれば鉛筆一本、ネジ一本でも持って行き、お客様の手となり足となり(要はパシリの小売業)で、日々を消費している。

それなりに彼女も出来たが、仕事の忙しさのせい(であって欲しい)で長続きせず、今も独身生活を謳歌…している。

結婚したいと思える相手が現れたら彼女の夢を見なくなるのだろうか…なんて寝ぼけながら出社支度を済ませ、愛車のヘルメットを持ち玄関を開けた瞬間、「キャッ」と声がした。

『扉の近くに人がいたんだな』と思い「ごめんなさい」と伏し目がちで軽く会釈をして、そそくさとその場を立ち去ろうとしたのだが、後ろから「あのっ、すみません」と呼び止められた。

『もしかして、扉にぶつかったのか?いや、そんな感触は無かったし…でも因縁つけられたら面倒だな』と思いつつ声の主に「はい…」と返事をしながら振り返った瞬間、目を疑った。

なんとそこには夢に出てくる彼女が居たのだ。

頭が真っ白になり突っ立っていると、「西野優さん…ですよね?」と尋ねられた。ハッと意識を取り戻し「そ、うです」とたどたどしく返事をすると彼女は意を決したように真剣な眼差しで、「わっ私、あなたの娘ですっっ。」と叫んだ。

そう叫んだ彼女をじっと見つめ、『15年かー。フラグ立つの遅すぎるし展開が斜め上すぎるぜ…』なんて思い、空を見上げ目を瞑った。

そして、毎日を何事もなく消費していく、つまらない平和な日々から、毎日が慌ただしく賑やかで最悪な日々が始まる事となる。

初投稿です。

創作自体初です。

ドシロウトなので句読点や段落の使い方、てにおはもよくわかっていませんので読み辛いと思いますが温かい目で見ていただけると助かります。

今回はプロローグという事でほとんど主人公の自分語りになってしまっていますが、次からは掛け合いも増やして、人物も増やして行きたいと思っております。

物語はラストまで考えてはいるのですが、文章に起こす難しさに直面しておりますので書き切るのに相当の時間を要する予感です…

今後の展開としては元カノ(ムスメの母)や仕事の事に触れていきつつムスメとの関係も進めたいと思っております。

どんなご意見でもいいので感想いただけると嬉しいです!

このような新参者の作品を読んで頂きありがとうございました!

続き(いつ投稿できるのかわかりませんが…)も読んで頂けるよう頑張りたいです!

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