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8、お家の外に行きたいです!

本当にお待たせしてすみません!

ようやく主人公の引きこもり(?)生活に終止符が…!

「おとーさまー!」


4歳になった私には、夢がある。

…いや、まあ、夢ってほどでもないけど……

外に行きたいのです!

なんでかって?

良家のお嬢様ってことも結構関わっているんだろうけど、ずっとお家から出てないんですよね~。

出るとしたら、ピクニックか、王宮にパパとママの仕事についていって、妖精さんにあの場所に連れて行ってもらったりとか、たま~になんだよね…


「なんだい、ティア?」

「あのね、おそとにいきたい。」

「そんな危険なことさせられないだろう!?」


デスヨネー

言うと思いました。

ちょっと城下町を歩きたいだけなのに…

もう4歳だよ!?元の世界ではもう一人でおつかいにいってもおかしくない年齢だよね?

ってか行ってたよ?!普通に!はじ○てのおつかいだよ!?

というわけで、パパを説得するのはさっさと諦めて、ママに路線を変更する。


「おかーさまー!」

「聞いてましたよ。そうねぇ…もうティアも4歳ですものね…

いいんじゃないの、あなた?

ずっとこの屋敷にいては学ぶものも学べませんし、もう少しすれば初等学校なのですから。」


的確にママはパパの駄々を論破する。


「でも、1人だったら危ないだろう?」

「だれも1人で行かせるなど言っていません。

…そうですね。レヴィと、アビ…フレイとクレイも行きたがっているようですし、あの2匹なら番犬としての役割も十分に果たしてくれるでしょう」


アビって言うのは、お世話係の執事見習い的なお兄ちゃん。

優しいし、結構好き!

多分、格闘術の心得も結構ありそう。にーちゃんに手ほどきしてるの見たことあるし…

でも、パッと見は物静かそうで、華奢な文系の青年なんだけどね。きっと、落ち着いたブラウンのたれ目に、同じ色のボブがそう見せてるんだと思う。身長はそれなりにあるけど。

てか、フレイとクレイって…クレイはまだわかるけど、フレイが番犬ってなぁ……逆にどっかに連れて行かれそう。


まぁ、せっかく外に出してくれるって言うのに、わざわざ文句を言うのもおかしいから黙っておくけどね。


「おとーさま!だめ?」


じっと上目使いで見つめると、パパの目が泳ぐ。

まだ口の中でもごもごと何かしら言っていたが、最終的には諦めたのかため息を吐いて許可してくれた。


「おとーさま、大好き!」


そう言ってぎゅっと抱きついて笑うと、不機嫌そうだったパパの表情がこれ以上ないほどだらしなく緩む。

ふっ、ちょろいなw

…いや、ごめんなさい。別に馬鹿にしたわけじゃないから。

ちょっとばかし嬉しかっただけだから!



というわけで、町探索だ―!!


…前回から2か月以上

週1ぐらいで上げられるように頑張ります…

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