表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/34

第7話 大切で頼りない弟

「目覚ましセットした?

明日の保育園の用意大丈夫?」

「もうやったもん!

お姉ちゃん

僕寝るから早く部屋から出て行って!」

「はいはいごめんね!

おやすみ!」

「おやすみー!」

大我は頼り甲斐のある男になるだろうなぁーって私は思う

何でも1人でできるし堂々としてるし

クラス内のポジションで言うとリーダータイプかな?

しんくんとは本当真逆だと思う

しんくんが小さい頃はもっと…


10年前

香奈7歳 真矢5歳

「しんくーん!

幼稚園の準備できたかなぁー?」

「うん…

大丈夫だと思う…」

「偉いねぇ〜!」

この頃からお母さんは会社が忙しかったから、家のことは私が任されることが多かった。

7歳の私に家を任せる…

って思うかもしれないが

夜はお母さんの知り合いの保育園の先生が来てくれることもあって

不自由はあまりなかったかな?

しんくんと2人きりだったし!

「じゃあお姉ちゃん部屋戻るからねぇ〜

おやすみ!」

「お、お姉ちゃん…」

「んー?

どうしたの?」

「…1人怖いから…お姉ちゃんと寝ちゃだめ?」

「えー仕方ないなぁ〜

ならお姉ちゃんが一緒に寝てあげる!」

「…うん!

お姉ちゃん大好き!」

「私もしんくんのこと大好きだよ!」



しんくんの小さい頃は可愛かったなぁ…

大我にはこういう可愛さがないんだよなぁ…守ってあげたくなる感じがないのかな?

しんくんも今じゃお姉ちゃん大好きとは言ってくれないけど

未だに1人じゃ何もできなくて

頼りなくて

私から見たら大我より小さい子供

まぁ、しんくんはどんなしんくんでも私の大切な弟!

もちろん大我も!

これからどんな風に成長していくか楽しみだなぁ

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ