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第29話 ダブルショタとショタコン

「西崎くん♪」


「わっ!」


次の日学校に行くと、麻夏さんがいきなり抱きついてくる


僕の力では無理やりほどくこともできない


「あ、麻夏さん苦しい……」


「ご、ごめんね!」


「西崎くんには痛かったかな……」


「真矢……」


「この女誰?」


後ろを見ると鬼のような形相をしている美結とそれをなだめる友哉


「あんたもしかして真矢のこと好きなの?」


「おいおい、ド直球すぎるだろ……」


友哉がため息をつく


「はい!大好きです!」


「え?」


僕は驚いて反射的に麻夏さんの方を見る


「でも好きと言っても、恋愛感情とかとも違います」


「私実は……」


「実は?」


美結が踵を返すように繰り返す


「実は……」


「どうしたの?」


「言わないの?」


「気持ち悪がられたら嫌だから……」


昔何かあったのだろうか、麻夏さんの表情はくらくなる


「心配しなくても私達は何を聞いてもいじめたりしないわよ」


と、美結が言う


「な、ならいいます……」


「私実は……ショタコンなんです……」


「……」


「ふーん」


と、美結は興味無さそうにつぶやく


「気持ち悪がらないのですか?」


「うーん……何て言ったらいいんだろ?」


「私はさ、この中で真矢と一番付き合いが長いんだけど」


「真矢と一緒にいると、ショタコンなんて、正直日常茶飯事なんだよね」


「そ、そうなんですか!?」


興味ありげな感じで麻夏さんは美結に聞いた


「あなたみたいな普通なショタコンもいたし、いきなり真矢のことを拉致ろうとするショタコンもいたしねー

拉致ろうとするのは男だったけどねー」


「俺も知らない事実だな……」


と友哉がボソッとつぶやいた


「私はあなたの脳内がどんな感じかは知らない」


「ショタコンのこともよくわからない

だけど」


「私は女の子のショタコン自体は普通だと思う」


「女の子は誰であれ、小さくて可愛いものは好きだと思うし」


「私自身も真矢の事を食べちゃいたいくらい愛しくて可愛い時は1週間に5日くらいある」


「何気にお前今危ないこと言ったぞ……

しかも休日は会わないから毎日じゃねえか……」


(美結そんなこと考えてたんだ……)


「だから別にあなたがショタコンであろうともどう思わないし」


「人の趣味をきもいとか言う権利は他人にはないと思う」


「美結さん……」


「私今までこの趣味のせいでみんなから気持ち悪がられて、いじめられてたんです」


「美結さんみたいなこといってくれたひとははじめてです」


「私感動しました!」


「よかったら私と友達になってください!」


「まぁ、真矢のこと好きな人に悪い人はいないし」


「もちろんOKだよ!」


「あと中宮さんも……」


「お、おう」


「俺でよければ!」


「私友達できたの初めてです♪」


そう言って笑う麻夏さんの顔は、まるで小さな女の子が喜んでるみたいでとても可愛かった


「ならこれからは堂々と真矢君に抱きついてもいいんですね♪」


(さっきも堂々だった……)


「あまり抱きつくとあの人に見つかった時大変だけどねー」


「おいおいまてよ」


「ショタコンと言ったら俺を忘れてるんじゃねえのか?」


といい現れたのは


「合法的ショタなめんなよ」


ショタだった

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