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第20話 可愛いと赤ちゃん

「うーん……

しんくん完全にねんねしちゃったなぁ……」


私の膝の上でしんくんはすやすや寝ている

しんくんは軽い上に可愛いから何の苦痛も感じない

成長して欲しくないなぁ……

ずっと小さいままで居て欲しい

だって可愛いんだもん……

気持ち良さそうに寝ているしんくんの頭を撫でながら私はそんなことを考えていた


「そろそろベッドで寝かせないと

……そうだ

私もベッドに寝かせちゃお!」


私はしんくんを抱っこし部屋に向かう

しんくんは寝ていて力が入っていないからちょっと重い

まぁ部屋はすぐそこだから大丈夫かな?


「あ!お兄ちゃんお姉ちゃんに抱っこされてるぅ〜

中学生なのに抱っこしてもらってるぅ〜」


大我はそう言ってしんくんを茶化す

大我くらいの年が

ちょうど抱っことか嫌がり出す年なのかな?


「大我も今度抱っこしてあげようか?」

「僕抱っこなんてしてもらいたくないもん!」

「そっかぁー

美貴お姉ちゃんが今度大我のこと抱っこしたいって言ってたけど

大我嫌がってたって断るね!」

「や、やーだぁ!」


大我は美貴になつきすぎだ

私にもこのくらいなついてくれればいいのに


「あはは

嘘だよ!

あ、大我

お姉ちゃんの部屋から携帯持ってきてお姉ちゃんとお兄ちゃん写真撮ってくれない?」

「わかったぁー!」


そう言って大我は部屋から携帯を撮ってくる

そして写真を撮った

この写真今度しんくんに見せてあげよ

しんくん恥ずかしくて顔真っ赤にしちゃうから可愛いだろうなぁ……

私はそんなことを思いながら大我にお礼を言い部屋に入った


「よいしょっ!

しんくん本当寝顔可愛いなぁ……

赤ちゃんみたい……」


今日だけで何回【可愛い】と【赤ちゃん】という単語を言っただろう

私は本当ブラコンだ


「こうやって手を顔の横に置くと……

オムツ替えのポーズだぁ!」


私は寝ているしんくんの体でいろいろ遊んでみた


「写真撮っとこっ!」


私は何枚も写真を撮った

どれを待ち受けにしようかなぁ?

私はそんなことに悩んでいた


「考えても決まらないや!

明日美貴と一緒に考えよっ!」


そう言って私も布団の中に入り

眠りに落ちた





「……うーんっっ!!

よく眠れたぁー」


心地よい朝を迎えると

しんくんはまだ寝ていた

しかも私に抱きついて


「しんくん本当甘えん坊だなぁ

これからは毎日お姉ちゃんがねんねしてあげた方がいいかな?

私もよく寝れるし!」


そうしてしばらくしんくんを見ていると

しんくんが目を覚ました


「うーん……

なんかいい匂いがする……

お、お姉ちゃん!?」

「しんくんおはよ!

お姉ちゃんいい匂いした?」


しんくんはかなり動揺していて

あたりをキョロキョロ見渡している


「もしかして僕……

昨日あのまま……」

「そうだよ!

ぎゅーっと抱きついたまま

しんくんねんねしちゃったんだよ!」

「……ごめんなさい」

「いいんだよぉー!

しんくんお姉ちゃんにずっと抱っこされたかったんだもんね!」


わざと意地悪な反応をする私

私ってSなのかな?


「……昨日はずっとお姉ちゃんにいて欲しかったから……

不安だったから……」


何この子……

すごい可愛い……

大我みたいな反応も嫌いじゃないけど

恥ずかしながら素直に反応するしんくん

たまりません……

可愛すぎます……


「僕ださいよね……

すぐないちゃうし……」


そう言ってしんくんはまた泣きそうになる

最近泣きやすくなったしんくん

受験のストレスがすごいんだろうなぁ……


「大丈夫だよ?

全然ダサくないよ?

お姉ちゃんそういうしんくん大好きだから!」

「うん……

お姉ちゃんありがと……」


そう言って私に抱きついていたしんくんの力が強くなった

最近の甘えん坊しんくん好きだ


「しんくんはお姉ちゃんのこと大好きだねぇ!」

「……うん……」


否定もしない

可愛すぎる

弱ってるしんくんは本当いつもじゃありえないくらい素直だなぁ

歯を磨いてたらちゅーしてあげたいくらい可愛い


「じゃあそろそろご飯行こっか?

ちゃんとあんよできる?

お姉ちゃん抱っこしてあげようか?」

「大丈夫……」


さすがに恥ずかしいようでしんくんは断った

そして私たちはリビングに向かった





こんばんは!

前回からなるべくいっぱい書こうと思って

1500字以上書くことにしました!

頑張ります!


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