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第15話 姉の策略と母の素顔

「……」

あ、そっか

僕はお姉ちゃんのベッドで寝てたんだったな

ん?

お姉ちゃんのベッド?……

「zzz……」

横には幸せそうな表情で寝ているお姉ちゃん

……

あれ?

僕って床で寝てたはずじゃ……

「しんくんおはよぉ〜」

「なんで僕がベッドに……」

「なんでって

しんくんが昨日入ってきたんだよ?」

「え?……」

「僕お姉ちゃんと寝る……って言ってたじゃん!

覚えてないのー?」

「……」

おそらく寝ぼけて言ってしまったのであろう

なんて恥ずかしいことを言ってしまったんだろう

意識すればするほど僕の顔は赤くなっていった

「しんくんどうしたのー?

顔まっかっかだよぉ?」

「え?

な、なんでもない……」

「しんくん可愛いぃぃ!!」

そう言ってお姉ちゃんが僕を抱きしめる

「お姉ちゃん苦しいよ……」

「だってこれくらいのことで顔まっかっかにしちゃうしんくんが可愛いんだもん!」

「だって恥ずかしいから……」

「あーもうやばいよしんくん……

こっちおいでっ!

よしよし!

いい子いい子」

「お姉ちゃんご飯!!

……

わぁーお兄ちゃんお姉ちゃんに抱っこされながら寝てるー!!

お母さんに言っちゃおー!!」

「え?

ま、まって大我!

これは違うんだって!!」

誤解を解かないと

僕はお姉ちゃんの部屋を後にした

「……

可愛いなぁ……

あんな嘘に騙されちゃうんだから

今度はもっとすごいことしちゃおー」





「しんくんもいつまでもお姉ちゃんお姉ちゃんじゃダメでしょ!」

「……ごめんなさい」

僕はお母さんに説教?されていた

「何で自分の部屋で寝なかったの?」

「お……お……」

「なーに?

はっきり言いなさい!!」

「お、おばけが出ると思うとねれなかったから……」

「しんくんはおばけが怖いの?」

「怖いというか……意識しすぎて寝れなくて……」

「今度からは寝てるお姉ちゃん起こしちゃダメよ!

お母さんの部屋に来なさい!」

なぜそうなった?……

横を見るとお姉ちゃんは笑いを堪えているし

大我は自分より下の者を見るような目で僕を見ている

「今日はもういいから早く準備して学校行きなさい!」

「あっ……もう時間だ!

行ってきます!」




「どうせ香奈が強引にしんくんを自分のベッドに連れてったんでしょ?」

「えーそんなことしないよぉー

しんくんが来たのは本当だよ!」

「本当に?」

「うーん

床で寝てたからベッドに入れてあげたのー!」

「お母さんもしんくんと久しぶりに寝たいわねぇ」

「お母さん溺愛しすぎー」

「あんたに言われたくないわよ!」

こうして女2人は

今日も真矢を取り合うのであった




学園ものでありながら今のところ学園要素がほとんどなくすいません(ノд・。)

新キャラの構想はだいたいできてます!

気長に行きたいと思います!

これからもご購読よろしくお願いします!


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