表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/34

第11話 様々な心情

教室に到着し、友哉はトイレへ

僕と美結は席に座る

美結は僕の隣の席

友哉は僕の前の席

偶然にも3人とも席が近い

席に座ると、美結が僕に話しかけてきた

「そういうと真矢は

どうして銘城にこだわるのー?」

「え?」

「私はバスケ部の特待、友哉はサッカーの特待だから銘城行くのはわかるけど……

香奈先輩と一緒の高校に行きたいの?」

美結、君は非常に勘がいいのだね……

まぁ、みんなそう思ってるだろうけど……

でもここでうんと答えると僕はただのシスコンから重度のシスコンへと周りの評価がグレードアップしてしまう

周りの席の生徒までこちらをチラチラ見て僕の回答をうかがってるようだ

「も、もちろん友哉と美結と同じ高校に行きたいから……」

これも嘘じゃない

嘘はついていない

「相変わらず可愛いなぁ……

そんなに美結と一緒がいいんだぁ」

友哉もだけどね……

美結は香奈お姉ちゃんと若干似た感じがする

何かとあっては僕に可愛いと言ってくる

まぁ元々かっこいいと言われる性格でもないし

別にいいのだが……

「うおぉー!!

あいつ香奈先輩だけじゃなく俺の美結まで……」

「お前のじゃないけどな……」

周りの男子がうるさい……

美結は可愛らしいルックスをしているから男女問わず人気がある

そのため僕と絡むと、何かと男子がうるさいのだ

「真矢本当にがんばってよ!

このまま大学も一緒に行っちゃお!」

「うん

ありがと

頑張るね」



この日の模試も散々な結果だった

家に帰る足取りがやけに重い

家では普通に振舞ってる分

いつバレるのだろうかと冷や汗をかいてしまいそうである

「しんくんおかえりー!」

家に帰ると香奈お姉ちゃんがおかえりと言ってくれる

いつもの光景

「うん ただいま」

「どうかしたの?

元気ない?」

「え?

そ、そんなことないよ!

僕部屋戻るね」

僕は逃げるように自分に部屋へ戻った


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ