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チートな種族になったのに  作者: 霧島かこい
第零章
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【VRMMO・CAM事件】


 今や都市伝説の一つとなった、日本で初めてVRMMORPGがデスゲーム化した事件。

 デスゲーム化の原因はゲーム発表時の運営の発言にあり、それに触発されたとあるクラッカーがこの事件を起こしたと言われている。

 デスゲーム終了後、その事を各メディアに大々的に取り沙汰され運営会社は消滅。

 その技術資産は後に主人公がプレイする事になるVRMMO・TTの運営会社に吸収される。




【VRMMO・CAM】

 Complet Automatique Mondeの略。訳すと『完全自動世界』。


 日本で初めて出されたAIを使ったVRMMORPGのタイトル名。

『剣と魔法の世界』と言うテンプレートな世界観だが、魔法の派生として魔法銃や弓の派生として様々な種類の銃が出てくる。

 特殊イベントではボス撃破の為に魔力で動く超破壊兵器の入手クエストなど、オーバーテクノロジーな兵器なども出てくる。


 βテストの応募者数は定数の二千人を大幅に上回る三万人だったとか。

 詳しい詳細が書かれた資料は現在では既に破棄されており、その内容は未だに分かっていない。

 主人公は幸運にもβテスターに選ばれていた。


「正式サービス開始!」と言う期待を一瞬にして絶望に変えたタイトルでもある。

 正式サービス開始から約5時間後、犯人からの告知と共にデースゲームは始まった。

 勿論ギアを外すと即死亡というテンプレは健在だ。その事は各メディアを通じて報された。

 デスゲーム開始時点で約五百人の死亡が確認された。


 CAMはゲームのフィールドに地球を模しており、そのフィールドは広大な大地と大海で構成されている。

 グランドクエストではチュートリアルの第零章を除き、第一章から順にクリアされていくに応じて次のフィールドを解放していく。

 グランドクエストのクリア期限も決まっており、その期限までにクリアされていなくともフィールドは解放される。

 しかし期限までにクリア出来ると特殊クエストが発生したりと、今後のクエスト展開で有利になるようになっている。

 正式サービス開始直後のフィールドは日本しかアップデートされておらず、ゲーム本来のクリア時間が大幅に短縮されたのは当時の運営として安堵の溜息をついた所であった。


 クリアにかかった時間は約3年で、死亡者数はサービス開始日が日曜日であったことも関係して八千人を上回ったとされている。

 そんな凄惨な事件も3年が立つ頃には風化して、当事者達やメディア関係者以外では都市伝説となってしまった。

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