世間への反逆
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「えーここに平成xx年度新山中学校2学期始業式を閉式いたします」
「一同、礼」
教師の掛け声と共にに一礼する生徒たち。
ただ1人の声だけで720人の生徒が動く、こんな事に不満を持つのようになった最近この頃の京は
始業式早々グレていた。理由は親との喧嘩にある。京の成績を見て驚いた両親は京を徹底的に罵倒した。京の成績は常に上位で学年でも有数の秀才だった。だが良い成績を取ってきている京に対しても
両親は褒め言葉の一つもせず京を罵倒するばかり。そんな両親に反感を抱いた京は1学期が終わってから
親と会話もせずに夏休みを過ごした。その結果、京は2学期を不機嫌なまま迎えた。教室に入るといつも通り伸介が話しかけてきた。
「よお京。夏休みは楽しく過ごせたか?」
「いや全くと言っていいほど、つまらなかった」
「そうか。そりゃあ災難だったなぁ」
少しニヤけながら言う伸介。
「お前は何か良い事あったのか?」
「あぁ。あったぜ」
いかにも聞いてくれっていう顔で腕組みをする伸介。
「それ以上は聞かない」
「えっ。ちょっとぉ聞いてくれよぉ」
いきなり涙目になる伸介。
こうなると京は伸介の話を聞かざるを得ない。
伸介が涙目になると本気で泣くからだ。
「わかったよ。聞いてやる。」
「本当に!ありがとう。」
「早く話せ。」
「うん。えーと・・・・・えーと・・・・・何だっけ?」
「俺に聞くな」
「忘れちゃったんだもん」
結局話しはなかった。
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