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ある気持ち

作者: 永井晴

今日もまたきみと出会う

あの日、僕らがほんとうに出逢えたように

それでLife is comin' back

するすると雲は消えてゆく

土砂降りも唯のにわか雨だったと分かり

そんな晴れ間に僕は祈る

救いは、愛はあると思った

それで続いてゆくこの気持ち

大地が抱える雫

みんな知らない輝き放つ


君のいない夜の世界で

僕の祈りも天まで届く

またすぐに会えるのかな

段々とLife is comin' back

いつもの灰色がやってくる


僕はほんとうの愛ってやつを知った

優しさは悪魔の馬脚を露わした

優しさを手放す僕に残るのは

愉快な晴れ間の匂いだけ


友愛の修辞法は難しい

恋文よりも高等で

僕らの工面はもどかしく愛おしく

その複雑さは綿あめのように

全てをとかして包むのか

あの来し方の日差しのように

甘い糸は美しく伸びる

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