ヒロイン登場!?
女性の悲鳴が聞こえた方向に走って向かうとそこでは銀髪の女性が3匹のレッドウルフに囲まれており、彼女は今にも赤いオオカミに食べられそうになっていた。
状況を把握した俺はすぐさま彼女を助けるべくレッドウルフに向かって攻撃を開始する。まずはレーザービームで2匹の敵を纏めて倒す。こっちの攻撃を見て後ろに下がったレッドウルフにはスピードを上げながら接近して胸あたりを思いっきり蹴り上げる。蹴り飛ばされ勢いよく木にぶつかったレッドウルフはそのまま立ち上がる事なく倒れた。
そしてモンスターを倒した俺は助けた彼女に声をかけてみる。
「えーと、モンスターに襲われてた見たいだけど大丈夫?」
声をかけられた女の子は少し呆然としていたが直ぐに返事を返してくれた。
「あ、危ない所を助けて頂いてありがとうございます!!」
何らかの事件に巻き込まれたのか分からないが彼女は服がボロボロで全体的に土などが付いて汚れている。しかし、現状の格好が良くなくても分かるくらいの美少女だ。
程よく引き締まり豊かに膨らんだ胸。粉雪のような白い肌とぷっくりと柔らかそうな唇。美しい銀髪に非常に整った顔立ち。10人居たら100人が振り替えるような絶世の美少女と言っていい容姿だ。
そんな国すらも揺るがしかねない美少女が何故こんな森の中に居るのか。しかも格好はボロボロでまるで何処から命からがら逃げてきたような様子だ。
どう考えても厄介ごとの匂いがプンプンとしている。普段ならあまり関わりたく無いというのが本音の所だが、正直なことを言うと一目惚れをしてしまったので何とかして上げたい。そして俺に対する好感度を上げでゴールインしたい。
こんな短時間で惚れるなんて単純だと言われるかもしれない。しかし、惚れてしまったもんはしょうがない。
大体あんな可愛い女の子が目の前に現れたら思春期の男子なんてイチコロだ。何というか今すぐお付き合いをスタートさせたいし、その為にもまずは彼女の力になれる事が無いか色々と聞いてみようと思う。