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臨時パーティー結成


「まさかユウヤとこんな形で会うとは思わなかったの〜」




 こっちもまさか昨日偶然知り合った美少女がドラゴンを狩れるほど強くて、次の日に一緒にドラゴンを倒しにクエストを受けるかも知れないなんて思いもしなかった。




「それはこっちのセリフだよ。まさかマキアがAランク冒険者だったなんて」




「私強いの〜!!」




「お二人はお知り合いだったんですか」




 受付嬢のサキさんが不思議そうに尋ねてきた。まぁ、この街に来たばかりなマキアと知り合いみたいに話してたら気になるよね。




「昨日知り合ったの〜!」




「この子が昨日話していた女の子なの?」




 アリシアにもマキアの話しを昨日していたから気付いたみたいだ。




「うん、そうだよ」




「それでこの依頼は受けてもらえますか?」




 気持ち的にはマキアが相手だったら依頼を受けてもいいかなとは思うけど。

 ただマキアとは昨日知り合ったばっかりだし、一緒にパーティーを組んで戦った事も無いからな。

 しかも、いきなり初陣でドラゴンに行くのはきつい気がする。




 そもそも、ギリギリまでドラゴンを追い詰めたマキアが俺とアリシアに何を求めてるのかも分からない。




「ちなみに、前回ドラゴンと戦った時はどんな感じだったの?」




「あっと一歩まで追い詰めたの〜!でも、少し油断しちゃって、気付いたら空を飛んで逃げられたの〜」




 という事はマキアの戦闘能力は今回のドラゴンより高いってこと?




「マキアはどれくらいのダメージを負ったの?」




 マキアがドラゴンよりも強そうなのは分かったけど、どれくらい戦いの中で彼女に余裕があったかも知って起きたい。




「ほぼ無傷なの〜!マキアはとっても強いの〜!」




 それは凄いな。

 それなら俺たちはいらないのでは?でも、一度ドラゴンを逃してるのか。




「ちなみにマキアは俺たちにどういう役割を求めてるとかある?」




ドラゴンを無傷で追い詰めるマキアがパーティーを募集するという事は、何かこちら側に求めている事があるって事だと思う。




「私が接近戦をするの〜!それでもしドラゴンが逃げそうになったらそれを邪魔して欲しいの〜」




 つまり基本的には彼女がドラゴンと戦闘をする。それでドラゴンが逃げそうになったら邪魔してほしいと。




「じゃあ、基本的にマキアが戦うって事で良いの?」




「そうなの〜!任せてなの〜!」




 まぁ、それなら安全性を担保しながらドラゴンとの戦闘を体験出来るから面白そうではあるかな。

 彼女が嘘をついたり見栄を張っていなければ。一緒にいた感じはそういうタイプでは無さそうだし、この依頼は俺個人としては受けても良いかな。




 後はアリシアが許可してくれればってところかな。




「俺は受けても良いと思ったんだけど、アリシアはどう?」




「あなたが良いと思ったなら私は構わないわ。ドラゴンにも興味があるし」




「了解。それじゃあこの依頼受けようかなサキさん」




「ありがとうございます」




「それじゃあよろしくねマキア!」




「よろしくなの〜!!」


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