盗賊退治2
「あの洞窟が盗賊の隠れ家か」
「えぇ、そのはずよ」
「確かに人の気配がするしね」
俺とアリシアの目の前には盗賊の隠れ家。ここに入って盗賊退治をするのが今回の任務なのだが、可能ならば出来るだけ捕まっている一般人を助けないと行けない。
役割分担としては俺が盗賊を担当してアリシアが人質を解放するという手筈になっている。
「それじゃあ行くよアリシア」
「えぇ」
「アイスランス!」
まずは野球で使用するバットぐらいの大きさで槍の形をした氷を生成して見張をしている盗賊2人を攻撃する。
「「ぐはっ!」」
見張りを倒して中に入った俺は正面に進み、アリシアは右側へ突入する。
俺たちが盗賊を捕まえてから数日経過している為、向こうも警戒してこちらが得た情報と既に違う可能性もあるが、情報通りなら俺が盗賊が集まる場所に行き、アリシアがいる方向が捕まった人間のいる場所に進んでいるはずだ。
「アイスランス!」
俺は扉に向かって氷で作った槍を10本ほど撃ち込む。にしても、この盗賊達は洞窟を上手くリフォームしてるなと思う。
何か洞窟に住める場所を作るってのは秘密の隠れ家っぽくて好きだ。
「何が起こった!!」
「敵だ!!」
部屋の中からは酒の匂いがプンプンしてくる。どうも盗賊達は酒盛りをしていたようで良いタイミングで突入出来た。
「アイスランス!!」
盗賊達はいきなりの奇襲に戸惑っている。この隙に魔法を撃って相手の数を減らしていく。
この空間の中には20人程度の盗賊いるが、今の攻撃で残りは5人程度になったみたいだ。
「くそ!何者だ貴様!!」
一度魔法による攻撃を止めて様子を見ているとボスらしき人物が怒鳴りながら話しかけてきた。
「お前達を狩りにきた冒険者だ」




