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スキル

 さて、自分の持っているスキル名とその内容が恥ずかしすぎて我を忘れて取り乱してしまったが、そろそろこの異世界と思われる場所で生き抜くためのアクションを起こさなければ。




 まず大事になるのは自身が持っているスキルをしっかりと把握することだ。兎にも角にも俺に与えれたこのスキルを上手く使わねばファンタジー世界ではやっていけないだろう。

 



 そして俺に与えられたスキルの名前は自家発電。これだけではどういうスキルか分からない人もいるだろうし、勘が良い人は自家発電が何をさしているかに気がつくだろう。




 明け透けにいうなら俺が手に入れたこのスキルの能力は自分が今まで行ってきたマスター○ーションの回数に応じてポイントを得ることができ、そのポイントに応じて新しくスキルを取得する事が出来るという物だ。手に入れるスキルは便利な事に念じれば頭の中に一覧が出てくる。




 そう、このスキルは俺自身の通算自慰行為数に応じて強くなることが出来るのだ。つまりは一人遊びをしているだけで強くなれるという破格のもの。




 兎にも角にも異世界で生き残るにはこの相棒ともいえるスキルを上手く活用していかなければ行けない。














 そんなこんなで今あるポイントでスキルを何個か取ってみたので、この付近でゴブリンみたいな異世界初心者にも優しそうなイージーモンスターを探して戦闘訓練をしようと思う。ついでにこの付近を散策して人がいないか確認してみようと思う。




 そして今回実験したいスキルはレーザービームというスキルだ。効果は単純で手からからビームを出す事が出来る。取り敢えずいきなりモンスターで試す前にその辺にある岩などに当てて試してみる。




「レーザービーム!!」 




 俺は右利きなので右手の人差し指で小さなビームを出してみる。ビームはターゲットにしていたバランスボール程度の大きさがある岩の真ん中を貫通していった。




 ちなみに威力抑えてこの破壊力なので、戦力として充分に期待出来そうなスキルだ。さらに、レーザービームの大きさや威力は頭の中でイメージしながら発射する事で上手く調整出来そうだ。




「レーザービーム!!」




 今度は先ほどの岩と同程度の大きさで威力を倍にしたレーザービームを放つ。そうするとターゲットにしていた岩は木っ端微塵になっていた。




 うん、想像よりも使い勝手が良く使いやすいスキルで俺みたいな初心者には優しい。結構な威力のビームを指の先から出してるが反動が全く無いのも地味に嬉しい。



 俺は付き合って一ヵ月経つのにセ○クスどころかキスもしていないカップルなみに健全な男子高生だったので、残念ながら使う機会が無かったが、実際に拳銃を使用すると打った後の反動が凄いという話を耳にしたりもする。




 それではこのスキルを戦力として考えるのは難しくなる可能性があるので、そういった意味では家のレーザービーム君がとても優秀で良かった。




出来るのならば褒賞を与えたいぐらいだ




 あの後、障害物を使ってレーザービームを打つ練習を再度したので、そろそろモンスターを見つけてバトルを仕掛けようと思う。





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