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ーウルトルー復讐  作者: あほ
1/1

事件

あほ と申します。小説家になろうというサイトを最近知って、書いてみることにしました。前々からの妄想を具体的に文字に起こして行きます。

初めてながら精一杯、主人公2人に命を吹き込んでいこうと思うのでよろしくお願いします。

グロテスクな描写が出来ますのでご注意ください。

-2019 7月23日-

警官発砲事件発生

那須(なす) 駿斗(はやと)は一人の男のこめかみに拳銃を当てていた。駿斗は一言呟く。

『ごめんね、一ノ(いちのせ)

まもなくして静寂を切り裂くように、銃声が鳴り響いた。男は泣いていた。


-1999 7月26日-

『気持ちー!なぁ?駿(しゅん)ちゃん』

『そうだね』

何人いるだろう、40、50人ぐらいだろうか。確か先生が2学年いると言っていた。じゃあ60人くらいか。長方形のプールに入り、それぞれがグループに別れて遊んでいた。僕達は特別泳ぐわけでもなく2人で夏の暑さと心地良さを実感していた。

『ところでさぁ、今日から僕は駿ちゃんになったんだね?』

『おー、だって俺は(れん)で呼びやすいけど駿斗って長いからな』

『駿ちゃんのが長なっとるやんけ。』

『くーっ、細かいよねぇガリ勉野郎』バシャ

『ガリ勉じゃないし!一ノ瀬こそ少しは勉強しろよっ』パシャ

『ちょっ、やめ。小学生は遊んでればいいの!!勉強なんかやってられっか。俺はとーちゃんみたく腕っぷしの警官になるんだからな』

『警官になるにも試験とかあるってば』

『え、まじかよ』ー



ー『じゃっ、また明日な駿ちゃん!!』

『うん、また明日』

そろそろ夏休みが始まって1週間が過ぎる。

(宿題そろそろ終わらせないとなぁ)

そんなことを考えながら、いわゆる集団住宅の南向きの棟、301号室に帰る。階段も数えなくたって自然と3階で足が止まる。いつもと変わらない。

ブーッ、家のブザーを鳴らせば鍵が開いて

.......

...

(僕を置いてみんなでどこか出かけたな、これ)

カバンから鍵を取り出す。夏休み中はランドセルじゃないからさほど面倒な動作ではない。


ーガチャ 入った瞬間にムっとした熱気を感じる。

リビング隣の妹と共同の部屋へ行き、ふすまを全開にする。妹のランドセルは置いてある。夏休みだから当然の光景だ。エアコンをつける、27度。テレビを見て家族の帰りを待とう。お腹がすいたから適当に冷食のエビピラフを食べる。これがなかなか美味い。


19時をすぎても誰も帰ってこない。とうとう心配になってきた、とりあえずお風呂に入ろうか。面倒だけど明日もプールがあるので入るべきだろう。自分を納得させてタオルと洗いざらしたパンツを用意する。


ガラガラバタンッ

『ふぇ...っ』目の前が真っ暗になった。

毎年夏、我が家は湯船にお湯をためずシャワーでやり過ごす。はずなのに、湯船にはたっぷりとお湯が入っていた。いや、あれはお湯であるはずがなかった。

真っ赤に染まっていた。



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