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トリが去りてイヌが走る

作者: Irene
掲載日:2018/01/01

暗い、暗い夜の中、

羽あるものが立たずんでいる。

さてはて炎を纏いし彼のお方は、

いったい誰ぞ待ってるのだろうか・・?


この一年供もなく、

只々空を無言で舞った。

さりとてその瞳に移ってたのは、

罪かそれとも暖かな日常か・・?


彼のお方は見ていた、

罪が侵される瞬間を。

だけども行動することなく、

悲しげに目を伏せ飛び続けた。


そして彼のお方は見ていた、

不変なる日常を。

だからこそ行動することもなく、

誇らしげに胸を張り飛び続けた。


この一年を振り返る、

そんな彼の方のもとに寄り添うナニカ。

だけども騒ぐことなく、

ただ静かに迎えた。


暗い、暗い夜の中

長き尾を揺らすものが現れた。

さてはて、愛情深き彼のお方は、

これから何を見届けるだろ・・?


声無く交わされる、

彼の方々のあいさつ。

日が初めて顔を出すときまで、

それが許された逢瀬の時間。


光がこぼれた朝もやの中、

羽のお方がゆらりと消える。

長き勤めを終えた今、

尊きお方の元へと帰る。


輝き始める太陽を見据え、

長き尾のお方が走り出す。

これから始まる勤めの時間、

いったい何をその(まなこ)に移すのだろうか・・?


遠くに移る影、

それを見送る姿なきお方。

さて、このお方も帰らねばならぬ、

なぜなら羽のお方の報告を聞かねばならぬから。


お帰り、無事の帰還がうれしい、と、

羽あるものにその方はささやく。

行ってらっしゃい気を付けて、

長き尾のものにその方は呟いた。


また、年の瀬に逢おうぞ………






こうだったらいいな~と思いながら書きました~


皆様新年あけましておめでとうございます!


そして感想もよろしくお願いします(ぺこり)←

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― 新着の感想 ―
[良い点] 「彼の」「逢瀬」など言葉選びが渋く、正月らしい味を出していると感じました。魅力的でした。 全体から溢れ出す詩的な雰囲気も好みです。 [一言] 明けましておめでとうございます。
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