表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
43/44

補習 その1 彼と私と剣

私はクラスの人達に虐められている。


その理由は簡単だ。


私が魔法使いだからだ。

みんなの視線が怖い。

魔法使いは自分が特別だと言ってる人が多いらしい。


私はそのとばっちりを受ける。

魔法を使えば仕返しできる。

しかし、魔法を普通の人に当ててはならない。それは昔から知っていた。

しかし、私も自分の身を守らないと死んでしまう。


だから・・・だから、あと一回だけ、次に虐められたら私は魔法を使う。



私はそう決心した。


〜〜〜〜〜


「おい!お前学校辞めちまえよ」

「そうだよ」

「お母さんが魔法を使うあなたと喋っちゃダメだってさ」


体育館の裏。

私は男子二人と女子一人のいじめっ子に呼ばれて来た。


案の定、私をいじめる三人。


私は我慢した。

できるだけ我慢するんだ。


「おい!なんか言えよ!」

「・・・。」

「このやろう!」


男子の一人が拳を握って私に振り下ろそうとした。


私は限界が来た。

私は魔法を使おうとした、その時!


「おやおや?女の子殴っちゃあいけないなぁ」


誰かが私の前に立って男子の拳を止めていた。


「おい!お前邪魔するのか!」

「いんやぁ、ただこうゆう卑怯なやり方が嫌いなだけだよ」

「卑怯?」

「ああ。だって女の子一人に対して三人はずるいでしょ?それに俺知ってるんだ。この子、大きくなったら美人さんになるよぉ」


彼は笑いながらそう言った。


彼は私の方に振り向いた。


「神無月さん、神様学園の魔法課に入らない?」

「はい?」

「あそこは楽しいよ。だから、さ。行こうよ」


彼は私に手を延ばして来た。


私は思った。彼は私を救いに来てくれたんだ。だから、私は彼に恩返ししたい、と。


それから私は祖父に頼んで剣の修業に励んだ。

いつか彼に恩返しできるように・・・。



そういえば、彼はどうして私の名前を知ってたのだろう?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ