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12時間目 なんでこうなってるの?

前回の続きです。

さて、前回はよくわからん、そんなこんなの話で新キャラ登場で終了しました。(ってか、あんな話でいいのか?)

それでは、続きをどうぞぉ!!


〜〜〜〜〜


突如現れた少女、(まあ、クラスの一員の人何だろうけどね)彼女は一体何者なのだろうか?


・・・だから、このクラスの人だってばぁ。


「夏樹・・・。」


突如、千鶴が彼女の名前を呟いた。

果たして、彼女の正体はっ!?


もう、ツッコまないけど、こんな始め方はやめようか。


「まったく、千鶴はやっぱり私がいないとバカキャラですね」

「お前がいなくてもバカだ!」


断言するなー!


「いえ、私がいないと倍増しますよ。それに、皆さんにバカが感染しますしね」

「バカはそう簡単には感染しないわよっ!」


バカーーッ!!

ツッコムところ違うだろっ!!


あー、ツッコミたくないのに体が勝手にぃ!!


「お、夏樹が帰ってきてるよー」

「おお、本当じゃのう」


お、この声は?


「みんな、おはよー」

「おはよう」


やっぱり、神無月さんと穂村さんだ。


「おはよう」

「おはようございます」


俺等は二人にあいさつした。


「全く変わらないのう。千鶴と夏樹は」

「だねー」


変わらない? って事はあの二人はいつもあんななのか?


二人はまだ言い争い(?)をしていた。・・・いや、漫才だな。


「漫才かぁ。小生も同感じゃのう」


まったくです。


・・・!?


「って、何人の心の中読んでるんですかっ!!」

「まあまあ、たまにはよかろう」



い、いいのか?


「それよりな、あの娘は桜咲夏樹さくらざきなつきといってな、千鶴の親友みたいなものだな」

「親友? あれが?」

「うむ。まあ、喧嘩するほど仲が良いって言うではないか。そういえば、最近見なかったのぉ。まあ、とにかくあの二人は仲が良いのだよ」

「へぇ」


俺は神無月さんの話が一段落すると、二人の方を見た。


「やっぱり、私がいないとダメダメですね」

「だから、あんたがいない方がいいわよ。」


千鶴はそう言うと、みんなに聞こえない小さな声で、


「チッ!青森直のトラックに乗せたのにこんなに早く帰ってくるなんてね」


・・・おいおいおいおいおいおいあいおいおい!

今なんか言ったろっ!? 言っちゃいけないこと言ったろっ!?


「お主も聞こえたのかのぉ。千鶴もなかなかやるのぉ。それはそうとお主、『あ』と『お』を間違えておるぞ。確かに似てるからってダメだぞ。」

「だ・か・ら・・・何で人の心を読むんですか!?」

「ん? なんでって・・・そっちの方が面白いからかのぉ」

「いいんですかっ!?」

「うむ、たまにはこういうキャラがいてもいいだろう?」

「・・・うん」

「うむ、なら良かった」

「その代わり、この話だけですよ?」

「うむ、任しておきなさい」


はあ、疲れるなぁ。


ってか常識的にやめてほしいなぁ。



「夏樹さんっ!!千鶴さんっ!!喧嘩はいけませんよっ!」


あ、また新キャラさんだ。


「彼女は近衛円。このクラスで一番の優等生さんじゃ」

「へぇ。神無月さん、ありがとう」

「いえいえ」



「喧嘩じゃありませんよ!」

「そうだ!」

「いえ、どう見ても喧嘩でしたわ」


俺から見ればただの漫才なんだけどなぁ。


「とにかく、喧嘩からは何も生まれません。そう、すべては話し合いで解決できるはずです! すべては話すことから始まり、話すことで終わるのです。しかし、かつて人間は神様に近づこうとして、とても高い塔を建てました。その事で神様が怒り・・・(べらべら)」


うわぁ、なんか語り出したよ。

この人、将来は、すごい話す近所のおばさんというよりはうんちくばかり話す近所のおじさんになっちゃうよ。


性別の壁を越えたな。


「ちょっと、君!!」


近衛さんが俺の方を指差した。・・・いや、正確には俺一人だ。


みんなは近衛さんが現れた時に逃げたみたいだ。


「お、俺?」


俺は念のために自分を指差して言った。


「そうよ! 今私が大切な事を話しているんだから、ちゃんと聞いてください」


うわっ!

みんな、それで逃げたんだな!?

ズリィ!!


「さ、こっち来て!」


うわーん、ご指名だよぉ。


その後俺は、一時間に渡り、説教なのかうんちくかもわからない話を聞かされた。



助けてください!!

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