6/16
賊たち
狐毛らが襲った斉兵の中、函という男がいた。
彼は口論していた兵士たちを殺め、営から逃げ出した。
廃家に身を隠しているところ、狐毛らに襲われた。
彼は壁に背を預け、狐毛らの攻撃に全く引けを取らなかった。
その身のこなしを見込まれ、狐毛に仲間入りを誘われた。
函の後に、さらに多くの人々が狐毛に加わった。
彼らは村で食糧を徴収する軍吏を襲撃する。
山の道で迷う兵隊を襲撃する。
斉から来た輜重隊を襲撃する。
夜に斉軍の営を襲撃する。
燕国が占拠され一年後、燕国各地の反抗、そして趙、楚、魏からの圧力を受け、斉王が総撤退を命じた。