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狼煙  作者: ニンニクアワビ
15/16

蓟へ

 貨物を積んだ後、狐毛らは北の燕国に向かわず、斉軍を装って南西の魏に進行する。

 三日後、山道で魏に着いたら、民の衣服に切り替え、狐毛らは極普通の商人のように見える。

 魏における戦はすでに終わり、狐毛らは官道にそって魏から北上、衛国を経由しさらに北への趙国に行く。

 此時、趙の南東、趙の大軍は河水(黄河)西岸の()に集結し、斉へ威圧をかける。

 邯鄲(かんたん)から、軍糧軍需を輸送する役夫は官道で溢れかえる。

 引き続き大道を通るのは趙の役人に検問されやすい。

 狐毛らは、検問を避けるため、邯鄲で馬と輜車と馬を売り、人手を雇い、貨物を人力で引く小さい二輪車に載せ替える。遠回りして太行山の西側に進行する。

 そこから北西に進み、小道で太行山を一旦越え、六日間で太行山脈西の晋中(しんちゅう)盆地にたどりつく。

 晋陽(晋陽)から北上の道は官道で大通りである。ただ、邯鄲や(だい)みたいに前線(斉・中山)への補給の圧力はなく、今頃はほとんど商人達が通る道である。

 晋陽で一日休憩を取って、狐毛らは北東に出発する。

 八日後、燕国の西側にある、(らい)水の源に着く。

 涞水の下流には、王都の()、下都の武陽(ぶよう)があったが、二都が壊滅された以上、補給なしでここから通るのは無理だ。

 狐毛らは引き続き北東に進み、趙の代地を通過した後、燕の居庸が目の前だ。

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