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〜オムライスと君と〜

「ここのオムライスがマジで美味しいんだよー」


とことこついてきた先には、地下へ続く階段

とても可愛いオムライスが出てくるとは思えない

飲み屋じゃね?ぐらいの雰囲気を醸し出している


「早く行こうよー、お腹空いたー」


僕の不安をよそに君はすたすたと階段を降りる


「わかったから転ばないでよー」


覚悟を決めて走ってついていくことにした

…なんだこれ


階段を降りた先には、先ほどまでとは別世界が

広がっていた

とてもファンシーな可愛らしいお店だ

(不思議な国のアリスかな?)


戸惑っている僕の袖をひっぱって店内へ


「2人でーす」


君はすぐに席に座りメニューもみない


「どっちのオムライスにしようかなー」

「ど・ち・ら・に・し・よ・う・か・な…決めた!」

「今日は普通のにする!」


決め方が雑…まぁいいか

僕は逆のオムライスにしよう

ふと、テンプレな展開が頭によぎったが考えない


料理が来るまでの間、今更ながら自己紹介が始まる


「私は双葉22歳でーす、可愛い物が好き!」


若っ!

若いとは思ってたけどさぁ…


「僕は総二40歳 人生折り返してるおじさんです」


僕は普通におじさんだろう。

他の人から見えないとよく言われるが、

それは社交辞令や誤差の範囲だ。

人生も折り返しどころか、特に先を考えていない

双葉も返答に困るだろう…


「全然おじさんじゃないじゃーんw」

「折り返しって決めつけんなし!」


双葉は笑いながら、真剣な眼差しで言う

なんだろう、久々に心が揺れた

君の言葉はなぜか真っ直ぐに僕に刺さったんだ。

頭の整理が追いつかないうちに料理は届く


「来たーっ、やっぱり美味しそう♩」

「いただきまーすっ」

ぱくっ

「美味しいー!」


あっという間に食べすすめていく双葉を見て

僕の食事も笑顔で進んでいく


と、その時


「そっちも一口食べたいからちょうだい!」


キターッ

想定の範囲内なのでそっと皿をよせる


「一口でいいから、あーん」


(それは想定外ですっ!)

固まっている僕を見て、きょとんとして

まだ?と言う顔をしてる君…

覚悟を決めるんだっ…


あーん

「やっぱりこっちも美味しいねぇっ」


何にも考えていないんだろう…

そんな君だから、僕も素でいられるんだ


「こっちのも食べてみる?あーん?」


(素でいられるかーっ!!)

ここで断るのも気が引けるので、食べるんですが…


「どう?」


「こっちも美味いね」


「でしょー、ここのオムライス外れないんだよぉ」


ニコニコは止まらず、気づけば帰りの階段に


「また来ようね!」


双葉の何気ない一言に心から思う


「そうだね、また来よう」


階段を上がれば不思議の国も終わり

重い足取りで階段をのぼる

一回投稿しようとしてみたら失敗して全部消えてしまいました・・・

最初に自分が書いたものとは絶対に違う気がしますが、それも勉強と思い再投稿です

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