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ドミナントフレンズ  作者: 霞 芯
87/119

87話 意外なファン

2月8日 日曜日 午前10時


宮森 丈は翌日になっても警察署の中にいた。

時間は集合時間を迎えていた。


毎朝テレビ タブーの楽屋


長田と工藤は昨日、丈がリハをスッポかした事を

不審に思っていた。

丈の家に電話をかけても、留守番電話である。

メッセージをいれても、音沙汰ないのである。

幸いリハは一番最後だったが、そんなに余裕がある訳ではない。

昨日、念のため丈の土建会社に電話してみたが、

怪我したわけでもなく、17時に上がったとのことだった。

長田と工藤は只タバコを吸い、「来ねえな」

「来ねえ」と言う会話を15分おきに繰り返していた。


10時半を回った頃、突如「宮森さん 釈放です」

と言われ、部屋に連れて行かれた。

そこには、高木と言う署長がまっていた。

高木は「宮森さん、冤罪だった。昨日の被害者いや

女性が先程駅員に連れられ謝罪にきた。

女性の狂言だと申しでてきた。

朝になり、酔いが覚め、罪悪感から申しでたそうだ。」

宮森は「だから何もやってねえって言ったじゃねえか!」

「本当に申し訳ない、宮森くん、大事な撮影があるとか?間に合うかね?」

宮森は、「もう、始まってるころだよ!」

高木は室内にいた部下に、「先導の白バイ隊員を2名つけ、大至急 毎朝テレビへお送りするように!」と命令した。

宮森は「へ?」とびっくりした。

荷物を持って出る宮森に高木は耳元で

「ところで今日の〝タブー〟の今週の曲は何という曲かね?」と笑いながら聞いて来た。

宮森は、「JFKですけど何か?」

高木は、「いや、娘が〝タブー〟のファンでね、

職権濫用になるから、聞かなかったことにしてくれ!」と笑いながら頼んだ。

宮森は、署員に案内され、ギターを背負いパトカーに乗った。

白バイとパトカーの東京縦断が六本木めがけて行われた!


毎朝テレビ


長田と工藤は痺れをきらせて、時計をみながら、

ロビーで待っていた。

「来ないか」そう長田が諦めかけた時

けたたましいサイレンと共に白バイとパトカーが

入ってきた!

ロビー前にとまると、宮森 丈がギターを背負い降りてくる!

宮森は、警察官に挨拶し、長田、工藤の元へ駆け寄る。

長田は「西部警察かお前は!」

と喜びながら突っ込んだ。

工藤は、「訳は後だいこう!」

と3人はスタジオめがけて走った。


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