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ドミナントフレンズ  作者: 霞 芯
76/119

76話 非常階段

1月31日 土曜日 工場にて


キャンディのメンバーは日曜日の収録に向けリハを行っていた。


風と咲で書いた〝聖火(ひじりひ)〟である。


君の体から登る

白く輝く気


今日の闘いの舞台へと

勇気出して今 駆け上がる


体踊らせて 伝えるんだ

心に聖火(ひじりひ)を今灯して


目の前の壁を今 乗り越えて


聖火(ひじりひ)はサビの部分に合いの手で

〝ye-e ye-e〟と全員でコーラスが入る。


出来た。

風「なんとか間に合った〜」とへたり込んだ。

玄は「よし!残れるかわからないが、ベスト尽くそう!」 

咲は「私の唄がいいから大丈夫よ」と自信満々である。

サギは「明日8時半に集合だよ」と案内する。

皆、わかったと答え前日のリハを終了した。


翌日 鷺沼不動産

キャンディのメンバーは時間どうり集合し、   鷺沼大介の車に乗り込んだ。

千葉北インターから東関道に入り京葉道路に入る。

メンバーは皆、他のバンドの噂をした。

どのバンドが優勝するかなどである。

順調に大介のキャラバンは進んでいたが

篠崎を越え首都高に入ったところで、ピタッと 

止まってしまった!

30分たっても、数メーターしか動かない!

キャンディのメンバーも鷺沼大介も焦り出した。

大介は「これだけ動かないって事は事故渋滞かもしれないな!マズイぞ!」

良は「走っていくしかないか⁈」とテンパっている。

玄は暫く考え込み「よし!皆んな楽器を持って  非常階段から降りよう、それから駅を探して

六本木まで電車でいこう!」

風も「それしかない、みんな動こう!」

5人がバタバタと動きだすと、大介は財布から3万円

取り出し「これ持っていきなさい!電車は乗り換えで迷うかもしれないぞ!タクシーを拾った方が早いかも知れん!〝下〟の道は空いているかもしれないぞ!」そう言って息子のサギにお金を預けた。

高速道路で皆楽器を背負い、非常階段を目指した。

非常階段を見つけた。

玄、良、サギと降りていく。

咲は階段を見下ろして足がすくんでしまった。

「咲、降りよう!」

「ダメ!アタシ高所恐怖症よ!」

風と咲は高速道路の非常階段で動けなくなった。



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