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ドミナントフレンズ  作者: 霞 芯
40/119

40話 詞

風は、出来た〝ジャブジャブ博士〟をラジカセで録音した。

まだ、歌のメロディにギターの荒いバッキングだけである。

午後の3時であった。

〝ひまわり〟まだ空いている。俊に聴いてもらおう!

そう思い、自転車ですっ飛ばした。

「俊さん!これ聴いてください!」そう言ってカセットテープを差し出す

「なんだ⁉︎もう出来たのか?そりゃ優秀な生徒だな!」そう言って俊はカセットテープを受け取り

〝ひまわり〟のオーディオで掛けた。

俊はタバコを吸いながらうなずき、聴いている。

演奏が終わり俊は、「メロディ捕まえたみたいだな!良い曲だ!詞もおもしろい!」

風は、「ここからどうしたら、レベッカみたいになるんですか?」

俊は、頷きながら、いくつかのアドバイスをくれた

まず咲のキーに合わせることだ。

そう言ってテープをもう一度かけ、ササッと譜面におこしてくれた。

アレンジについても、ギターが主役ならG D Aなどのシャープ系のキーをすすめられた。 

風は、ありがとうございますと伝え、俊の書いてくれた譜面を大事抱えて帰った。


風は、キャンディ〝連絡網〟で早急に練習したいと連絡をまわした。


8月28日 木曜日


バンドのみんなが集合したところで、風と咲で

ジャブジャブ博士を披露した。

玄が「良い曲だ!風が書いたのか?」

風が「うん!」というと咲がよこから

「詞がいいでしょ⁉︎詞私!」と手を挙げる。

良も「うん!良い曲だ!」と珍しく風のことを

持ち上げた

咲が「詞がいいでしょ!詞が!」

サギ「良いメロディだよアザレア」

皆んなから誉められ風は嬉しくなった。

咲が地団駄を踏み

「詞がいいでしょって言ってるの!」

4人は『詞が凄くいい!』と声を揃えた。


玄のリードでアレンジを皆で相談する。

イントロはギターリフからはいることになった。

リズム隊の玄と良は、相談している。

サギは咲にかぶせるハーモニーを考えている。

玄が、「この曲出来上がったら、MCプロダクションの上川さんに聴いてもらおう」と提案した。

皆賛成した。


アレンジはゆっくりではあるが、形をなしていった。

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