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ドミナントフレンズ  作者: 霞 芯
27/119

27話 ギブス

翌週 学校にて

良は、風、咲、サギに〝バンド エクスポ〟のことを伝えた。

4人とも出る気満々だった。

6月22日が最初の予選の日だった。

まだ1か月以上あるし、コピーの楽曲でもOKだった。

結論は、土曜日練習の時に玄先輩と話して決めようということになった。


土曜日 風の家の工場


風、咲、良、サギは玄を待っていたが、

いつものなら、17時ピッタリくらいに、現れるのだがその日は、17時半になってもこなかった。

そう思っていたら玄が松葉杖で登場した。

『玄先輩!どうしたんですか⁉︎』と4人は声を揃えて言った。

玄は「喧嘩じゃねえぞ!いやな、授業のサッカーで

張り切り過ぎて転んじまって、右足骨折 全治二か月ってとこだな、ベードラ踏めないから、暫く  ドラムは無理だ 悪いな」

『タイミング悪い!』4人は、また声を揃えて言った。

風は、〝バンド エクスポ〟の説明をした。

玄に気遣いしながら‥

玄は、「それは、確かにタイミング悪い。イヤーまいったな」そう言って頭を掻きながら、何か考えているようだ。

よし!と膝を叩き

「良!叩いてくれ!もともとドラムやってたし  2曲だ出来るよな?」そう言うと良は、

「それは、出来るかもしれないですけどベースどうすんですか?」

「俺が弾く、座って弾けるだろ?」 

と玄は覚悟を決めた!

風は、「ベース弾けるんですか⁉︎」と聞くと玄は、

「いや、弾いたことはない!見たことは山ほどある」そう言って胸をはる。

「イヤーいくら玄先輩でも一か月じゃ流石に(さすがに)」と濁すと

咲が「できるよ!玄先輩なら、根性ハンパないもん!」と玄の肩を持つ。

玄が「やらせてくれ!もし勝てれば次には間に合う

必ず弾く男の約束だ!」

風、咲、良、サギは顔を見合わせうなずいた。

「チューリップ大作戦ですな」

サギの一言でみんな冷めた。

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