あいうえお作文で彼の心情を描いてみた
[注意!]
「を」と「ん」は除外しています。
久々過ぎな『あいうえお作文』です。
それでは、どうぞ。
ありがとう
いつから言えなくなったのだろう
うろ覚えだ
笑顔が素敵な彼女
怒らせてばかりだ
かつて僕は
厳しい現実を
苦しい思いを
消し去りたかった
この過去を変えたのは彼女だった
さっき『ごめんね』と言えなかった
静かな夜だ
すべてを一転させるには
せめて謝るしかないのか
そう思って携帯を出すのだが
タチが悪いと言われそうで
直前でまた携帯をしまった
拙い思いを言えば良いのか
手詰まり感しかしなくて
とても息苦しい
なんでこういう事になったのか
二時間かけても答えが出ない
温もりが欲しかっただけなのか
熱心に彼女を追い求めていたのか
残された時間はどれくらいだろう
早く答えを出さないと
独りの刻に戻ってしまう
ふと僕は足を止めた
下手に言い逃れはしてはいけない
本命は彼女にしたいんだ
またあの娘と歩んでいきたい
見たい景色はまだまだある
迎えてあげなきゃ
メールを開く
もやもやしていても仕方がない
やっと答えがでた
『夕暮れ前には帰りたい』
ようやく言える刻が来る
来年も再来年も
理想の夫婦になれるように
ルールはちゃんと決めて
連絡はちゃんとして
ろくでもない所を見せるかもしれないけど
分かち合えたらいいな
読んで頂き、ありがとうございました。




