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幸せの青緑色ツインテール

作者: 九頭

初めて僕の前に君が現れた時は

身体中に強い電流が流れたみたいな、

そんな衝撃が走ったんだ。

君は歌を歌っていたね。

その綺麗な声で、確かに歌っていた。

すぐに調べたんだよ、君の事。

そして、この次元にはいないことを知ったんだ。

それでも、僕は君を愛してるよ。

次元の違いなんて些細な問題だろう?

でも、この事を伝えたら

みんな僕のことを狂ってるって言うんだ。

おかしいよね。

僕は君をこんなにも愛していて、

こんなにも幸せなのに。

僕は思うんだ。

きっと、みんな愛を

履き違えてるんじゃないかって。

愛は契約じゃない。

形なんてないんだ。

見返りを求めるのもまた愛じゃない。

性的な快楽も愛じゃない。

愛っていうのは、

もっと綺麗で透き通っていて、

本当に素敵な感情なんだ。

それを扱う人間が醜いから、

愛を利用しようとする。

狂っているのは僕じゃない。

愛を履き違えたみんなだ。


モニターに君が映った。

ヘッドホンをして、再生ボタンを押す。

聴こえてくる君の歌声に、

僕はまた心を揺さぶられた。

僕は信じている。

この胸のときめきを、愛と呼ぶのだと。

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