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0008 ご令嬢、無自覚に天使の笑顔をふりまく

すこしブクマが増えていて嬉しいです!ありがとうございます!毎日更新のモチベになります。


ミリアの年齢を4歳に修正しました。

合わせて0002話も4歳に修正しています!

ローズとウィルと3人でおこなったお茶会から10日ほど過ぎた。

今日はオリバーが帰ってくるのだ。

予定よりも数日遅れての到着だ。なんでも普段はそこまで強い魔物の出現しない領内の地域でBランク指定の魔物が確認されたので、そのあたりを調査しながら帰ってくることになったそうだ。

魔物は危険度によってランク分けされており、Eランクからはじまり、Sランクまで指定されている。Bランクとは普段街道沿いにでてくるような魔物ではないのである。


朝食へ食堂へ向かうとすでにリヒトもローズもウィルもお茶を飲んでいた。

「おはようございます」

「「「おはようミリア(ちゃん)」」」


いつものことであるが、ミリアが朝に弱いわけではなく、3人が朝起きるのがとても早いのである。

ウィルは早朝は毎日稽古をしているし、母はそれにだいたい付き合っているか散歩している。

リヒトは朝を読書の時間としているようで、毎朝何かしらを読んでいるのである。

それに、ミリア自身まだ成長途中の子供なので、睡眠時間が長いのである。そんなこんなでミリアはいつも一番最後に食堂へ入るのである。


「ミリア、今日のお昼頃にオリバーが戻ってくるとさっき連絡があったよ。」

「楽しみです!やっとオリバーお兄様とお話できますね。ふふふ」

「オリバーは本当に驚くだろうな。驚く顔がみれそうで楽しみだ。」

「そうね、ミリアちゃん本当に元気になったし、身長も少しのびたんじゃないかしら。」


家族それぞれがオリバーの帰宅を楽しみにしている。

なお、3人は主にオリバーにミリアのことを話すためにではあるが。。。


そんなこんなで、ミリアは一人今日は部屋へ戻って読書をしているのであった。

最近はゴンとも話をするようになったため、みなが忙しい時間帯にあえて部屋へ戻って、誰も部屋へこない間にゴンと話をするのである。

一度お昼のあとゴンと話していると、キースがやってきたことがあった。そのときには何も言われなかったが、それ以降、ミリアは部屋に消音の魔法をかけられるように練習して、部屋でゴンと話をするのはかなり注意しているのである。


ゴンには口はないが、曰く、魔力に意思を載せれば声のようなものとして音を発生せるような仕組みになっているらしい。

一度ミリアが解体してどうなっているのか調べたいといったら、焦った声でそう説明されたので、とりあえずは納得している。


「ゴン、今日はオリバー兄様が帰ってくるの。」

「ほんまですか、えらい久しぶりでしたよねえ。お嬢さんが起きてからすぐお祖父さんとこ行きはったゆうて。」

「そうなの、だからとても久しぶりなのよ。ゴンのことも多分どこかのタイミングで見せることになるから、そのときはいつも通り。」

「ええ、黙っておきますから。安心してください。」

「ありがとう、ゴン。」


ミリアはまだゴンについて説明することができないでいた。そもそも自分が精神年齢が30をこえているのはともかく、まだ体は4歳児であるし、最近では家族に見せる魔法についても少し自重している。と言っても本人比なので、家族には実のところ4歳児としては規格外として認識されているのであるが。


そんなこんなで、ゴンと話をしたあと、お昼を食べていると、キースが食堂へやってきた。

「ミリアお嬢様、オリバー様がお戻りになられました。皆様もすでに玄関へ向かっているはずですので、お嬢様も。」

「ええ!行きましょう!ふふふ」


ミリアが玄関へいくとちょうどウィルもやってきた。

両親はすでにいて馬車から下りたオリバーと話をしているようだ。


「オリバーお兄様、おかえりなさい。」

「おかえり、オリバー」


ミリアとウィルでそう声をかけると、ふと急にミリアの目線が高くなった。

(あれ?)


みると、オリバーがミリアを高い高いするように持ち上げているのである。

何がおきているのかは理解したが、状況が理解できないミリアがオリバーに声をかける。

「オリバーお兄様?」


オリバーはミリアを高い高いしたままじっと見つめている。

その状況に、ウィルが助け舟をだしてくれた。

「オリバー、そのミリアが天使のようにかわいいのはわかるけれど下ろしてあげて。少し困っているみたいだから。

話はゆっくりリビングで。」


少しウィルが笑いそうになっているのは、気のせいではないはずだ。


「すまない、ミリア、、あまりにも可愛かったのでつい。」

そう言ってオリバーはミリアのことを下ろしてくれたのだ。


「では、リビングへ行こうか。キース、すまないがお茶の準備を。」

「承知しました。すぐにお持ちします。」

リヒトが馬車の荷ほどきを手伝っていたキースに声をかけた。


「オリバーお兄様一緒に行きましょう?」

「ああ」


ミリアが笑顔でオリバーに声をかけるとオリバーもミリアの歩幅に合わせて一緒にリビングへ向かう。

そんなオリバーとミリアの後ろ姿をウィルはニヤニヤと眺めている。

そしてリヒトとローズはそんな子供たちを微笑ましくみているのであった。

やっとオリバーの帰宅です。

ウィルは結構いい性格してるんじゃないかなと思う。


=======

小説を読んでいただきありがとうございます!

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コメント、ブクマなどなどよろしくお願いします!


豆腐メンタルなので、絹ごしのごとく優しくあつかっていただけると嬉しいです。

なんでもいいことはモチベーションに繋がる単純な作者です。

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