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0015 ご令嬢、友達ができる

都合により次回更新0016話は10/12 10:00です!

ウィルとオリバーは珍しくついてくると言わなかった。多分魔道具の話を好きなだけさせてやろうと思ってくれたようだ。

ミリアとしては、もしウィルとオリバーがついてくると言っても、どうしても確認したいことがあったのだ。

そしてミリアとルイはともに庭の方へと行くのであった。一緒にキースもついてくるようだ。

庭に出たところで、簡単に説明しながらいつも使っているテラスへ向かう。

心持ちミリアにしては少し早足のようだ。

(さっき小さな声でイギリスって言ったわよね。)


驚いた表情でミリアを見たルイはとっさにイギリスと言ったようだった。

心臓がドキドキしながら、なんとかテラスまでやってきて席についた。

念のため、消音の魔道具をその場で発動させる。いつも持ち歩いて、ノアールの件をキースと話すときなどに使っているのだ。

キースは少し離れたところでお茶の準備をしている。


「ルイって読んでもいいかしら。こちらはミリアでいいわ。」

開口一番にミリアはルイに向かってそう言った。

「それでいい。じゃあまず本題からいこう。砂糖しばりのしりとりでどうだ。」

いきなり本題をもちかけるあたり、ルイもとても気になっていたようだ。


「うん、そうしましょう。では私から。ヴィクトリアンケーキ」

「キーライムパイ」

「いちご大福」

「クレームブリュレ」

「レープクーヘン、あ、」


二人は真剣な顔でしりとりをしていたのであるが、どれも砂糖を使った菓子であり、この世界にはまだ存在しないもの。お互いの知識を確認できれば、しりとりの勝ち負けなんて最初からどうでもよかったのだ。


「うん、大体思った通りだ。それで一応聞くけど、ミリアはいつ気づいた?生まれたときから?」

「違うわ。結構最近よ。数ヶ月前なの。多分前世ってことなんでしょうけど、その記憶があるわ。」

「なるほど。オレも1年くらい前に急に、高熱をだして全部思い出した。こちらも前世の記憶って感じだな。」

「こんなことってあるのね、、、、あ、念のためだけれど、ルイの世界はどんなところのどんな時代だった?もしかして同じような違う世界って可能性もあるから。」

「ああ、たしかに。オレが前世に生きていたのは、地球と呼ばれる星で時代はかなりテクノロジーが進んでた。ゲームとかだとダイブ型のVRMMOで魔法使いやってたけど。」

「ははは、ゲームで魔法使いやってたのね。私のいたとこも地球って呼ばれてて。時代も似たようなものかしらね。同じゲームかはわからないけれど、私もVRMMOをよくやってたわ。ちなみに生産職でぶっちゃけ何でも作ってた。それこそ兵器からお菓子とかまでなんでも。死んだときもそのVRMMOやってたのよ。いい感じのデータが取れてていいところだったんだけど、急に死んだみたいで。」

「待って、確認したい。その最後いた場所って1900年代をモデルにした」

「「第七惑星」」

息ぴったりである。


「う、嘘だろ。ミリア、いや、もしかして、、、、、、、リンなのか?」

「え、、、、、、、、、うさ耳ないけど、マシュ?」

「うさ耳は余計だ。」


ここにきて衝撃の再会である。


「なんでどうして、、、マシュがここにいるの、、、、意味がわからない、、、、いやこんな偶然ってないと思う。てことはあの第七惑星が原因?」

「うん、今確信した。多分あの第七惑星が原因だ。そして他にももしかするとプレイヤーが転生?している可能性はある。もっとも、すぐ隣にいた俺たちですら数年の差があるから、生まれ変わっているとしてもみな同じ時代にいるとは限らないが。」

「確かにそうね。まさかマシュと会えるなんて思ってなかった。。。。ううううううううマシュー!!!!」

といって感極まったミリアはマシュことルイに抱きつく。


「おーはいはい。落ち着くんだ。ドードー。今やリンも貴族のお嬢様なんだから。」

そう言いながらも受け止めて、よしよしとなでてくれるルイ。

「そう言うルイこそ、なにそのイケメン。しかもエルフの子ってことは、ハーフとかそうゆうことでしょ?うさ耳だったくせに。」

やたらとうさ耳にこだわる。


「あのアイテムはミリアが作ってくれたからつけてたんじゃないか、、オレだって」

ごにょごにょと言い出すルイ。


「でもうさ耳つけなくてもそもそも可愛い顔してたじゃない。やってることも口調もまったく見た目と一致してなかったけど。」

「それを言うならミリアもだろ。まったく、変なもんばっかり作ってただろうが。最後はあの、ロボたちに加えてミサイルまで打ち込みやがって。あれで即死だよまったく。」

「ありゃ、そういえば最後ミサイル打ったね。あれ、でも変だな。コード途中までだったと思ったんだけど。」

ミリアは少しひっかかりを感じていた。ある種心残りになっていたことだったので、はっきりと覚えているのだ。

(ミサイルは最後のコード書いてる途中で気を失ったハズなんだよね。ロボちゃん回収間に合わせないとと思って。ひとまずわからないことはおいておこう)


「とりあえずこっちでも元気にやってそうで何よりだ。もうこっちの生活もそれなりにあるしな、ミリアって呼ぶぞ。」

「そうね、とっさに間違ったら困るからルイって呼ぶ。」


その後二人はそれまでの話や、魔道具についての話が楽しくなって、一緒になって魔道具を一緒に作ったりしていたら、夕飯の時間だとウィルとオリバーが呼びにきたのでいったんお開きとなった。

ウィルとオリバーはミリアが楽しくしていたので、嬉しい反面、見知らぬ男(自分たちよりも年下であるが)と仲良くしていたことがどうにも気になるようであった。

リンとマシュの再会!!

よかった二人とも人間として生まれ変わっていて!


そう、他のプレイヤーさんのみなさんたちは、、、


「ギーキー」(あれ、なんだこれしゃべれねえぞ)

「シューシュー」(声がでない、シューってなんだ)


「いたぞ、あっちだ!」

「よし一撃でしとめろよ。目はの攻撃は盾で守って。蛇の毒に気をつけろ」

「了解、行くぞオレの羽毛布団!!!」


「「ギギャアアアア」」((ま、まて、話せばわかrrrrr))


みんな綺麗に仕留められてある兵士の羽毛布団になりました。

=======

小説を読んでいただきありがとうございます!

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豆腐メンタルなので、絹ごしのごとく優しくあつかっていただけると嬉しいです。

いいことはモチベーションに繋がる単純な作者です。

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