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作者: お茶猫

※作者の勝手な思考の一部です。不快に思われた方はすみません。

たった一度言われただけの言葉だった。

たった一度だけなのにいつまでもいつまでもこいつは頭の中から主張してくる。

特に才のなかった私が唯一他人から褒められた

「誰にでも優しいこと」

優しくしたら優しさを返してくれる、

私の唯一の生き残り方。


ある日

それは影でこっそり呟いた。

「あの子は偽善者だよね」


私の生き方が奪われてしまった。

それまでの私を否定された。

でもこのやり方しか知らない。

どうしたらいいのかわからなくなってしまった。



あれから何年も経った。

結局私は生き方を変えることは出来なかった。

でも優しくする度、頭の中から嘲笑される。

「ほら偽善者さんよ。もっともっとみんなに優しくしてみろよ。

それもどうせ見返りを求める偽の優しさなんだろ?」




私はいつになったら 本当の優しさ がわかるのだろう。

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― 新着の感想 ―
[一言] 偽善?そんな言葉は、悩みつつも優しい人でいられるあなたには似合わない。優しいだけ?とんでもない。ただ虚空に呟いたような300字から、あなたが言葉を受け止め、向き合おうとする勇気と強さが感じら…
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