07 ロリコン?
俺がニヤニヤしながら、アリスを見ているとエリカが攻撃的な視線送ってきた。
「おい、ロリコン!お前も自己紹介したらどうだ」
ロリコン?
え、って思いながら俺は
「誰がロリコンだ! そんな要素かけらも」
「アリスのこと変態そうにみてたくせにね」
エリカがそういうと同時にアリスが口を挟んだ。
「ちょっとエリカ、ロリって私のこと?」
「他に誰がいるの?それとも私がロリとでも?」
少しからかった口調でエリカはそう言った。
すると、アリスは少しほほを膨らませ
「エリカはいつもそうやって私のこといじめるー」
「さっきだってあの人のあそこを…」
恥ずかしくなったのか、アリスは赤らめ下を向いた。
少し可愛そうな気がして
「いいのか?」とエリカのほうに向けて言った。
「うーん、ちょっと弄り過ぎちゃったかもね」
エリカは少し反省し
「アリス、ごめんね」
とアリスへ謝った。
アリスは少し目が充血していた。
この子、涙もろいな。
アリスは、目をこすりながら笑顔で
「いいですよ、エリカがやさしいのは知っていますから」
エリカは嬉しそうに「そうか」と一言そう言った。
めでたしめでたしと思いながら俺は、心の中でそう思うと同時に怒りをあらわにした。
「エリカっていったな、お前に聞きたいことがある」
「何だねロリコンくん?それより自己紹介したらどうだね!名前がわからないからロリコンとしか呼べないな」
エリカは、挑発するかのようにそう言った。
確かに先に名前ぐらい言っとくべきか。
エリカが俺に金縛りをして真っ裸にしたのは明らかだが、怒りを押さえて後で追及しよう。
「いいだろう、俺の名前は…」
というと同時に大きな衝撃。音と揺れを感じた。
「何だ?」
俺がそういうと
「今夜は来客多いね。珍しい。」
エリカは冷静にそういうとアリスは
「多分、侵入者ですよ。冷静にしている場合じゃありません。」
アリスは、すかさず音のした方へ走って行った。