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俺は運がない  作者: 青春 愛太郎
4/5

いつもの朝

「恭一起きなさい。」

僕は聞きなれたいつもの母親の声に目を覚ました。

(栞は?親父はどうなった!?)

(なんだ、夢だったのか。)

ドタドタと階段を上がってくる音がする。そして、次の瞬間部屋のドアをものすごい力で叩く音がする。

ドーン、ドーン、ドーン。

扉を叩く音は一向に鳴りやむ気配がない。

「やめてくれー。」

僕は大声で叫んだ。

片隅に置かれたデスクトップの電源が入り、突然動き始めた。

僕はパソコンの画面に視線を向けた。

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