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楽園の果て  作者: みづき
序章
1/28

<1>

 ゆっくりなペースになってしまうかもしれませんが、完結させられるよう頑張ります。


 これはオリジナルです。無断転載などしないよう、お願いします。

 誤字脱字等がございましたら、遠慮なく言ってください。

 緑豊かな草原。

 どこまでも広がるその大地。

 その一部に、少女が一人倒れていた。

 綺麗に伸ばされた漆黒の髪が無造作に散乱し、力無く腕や足が伸びている。

一見すれば、死んでいるのかと思うほどだ。

 白く透けるような肌を風がふわりと撫でる。

 ――少女は閉じた瞳の奥で、混乱したように目を泳がせていた。

 動かない。

 目を開けようとするが、どれだけ力を入れても目蓋が持ち上がらない。

 指に力を入れても、目蓋同様、動かないのだ。

 まったく言う事の聞かない体に、少女の不安は増してゆく。

 自分の身に、何が起こっているのだろう。

 ただ唯一分かるのは、自分の体がとてつもない疲労感に覆われてるということ。

 ここがどこなのか、なぜ自分がこんなにも疲れ、倒れているのかさっぱりわからない。

 自分の、名前さえも――。

「っ……!!」

 瞬間、強烈な目眩に襲われ意識が薄れていく。

 意識が途切れる寸前、自分の体に当たる風がピタリと止まった気がした。

 ――次に少女が目覚めたのは、白く柔らかなベッドの上だった。


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