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1話「FDSの誕生」

 時は2XXX年。

宇宙安全対策本部の会議室には5人の青年~少年が集まっていた。

青年~少年というのは彼らの年齢に、少しばらつきがあるからである。

会議室に集められた5人は、新たなチームForce that defends space、通称FDSのメンバーである。

5人は全くの無言で、上司がやってくるのを待っていた。

長い永い沈黙。誰もこれを破ろうとはしなかった。

この5人の中には、面識の無いもの同士もいたが、誰もがこのルールを守っていた。

すると、上司が会議室に入ってきた。

5人は同時に立ち上がり、頭を下げた。

まるで、機械の様な動きだが、本部の人間はこれを最初に仕込まれる。

上司が席に座ったのを確認すると、5人は疑問を覚えた。

いや、全員が覚えたのかは分からないが、何人かは確実に疑問を持った。

“1人多い!!”。

入って来た上司の横に、明らかに本部の人間ではない人間が1人いた。

髪の毛はうすい茶色で、前髪を特徴的に分けている少年だ。

少年は、ひたすらオロオロしていたが、上司の命令で、5人の隣に座った。

「FDSのメンバーの諸君。今日はよく来てくれた。」

上司が口を開き、会議がはじまる。

状況を理解している5人は落ち着いているが、さっきの少年はキョトンとしている。

「このチームの目的は地球領土の拡大に関しての・・・・・。」


 上司の説明を簡単にまとめると。

このチームは、地球領土を広げるために作られたチームである。

地球領土の拡大のため、太陽系すべての惑星に進出し、支配することを目標とする。

残党を消すため、その星の住民を全滅させること、全滅させずに支配とは言わない。

武器などは、本部から支給する。

などということだった。


「・・・・以上だ。では、私はこれで失礼する。これからチームメンバーだ。親睦を深め

ておくとよい」

そう言い残し、上司は会議室から出て行った。


 上司が出て行くと、沈黙は早速破られた。

「あ・・あのさ。ここどこ?」

飛び入りの少年の声だった。

「え?知らねぇの?ここがどこか?」

少年の声に、この中で1番年上に見える青年が答えた。

「お前、ここがどこか知らずに来たのか?」

「はい、僕今日の朝、急に連れてこられたから」

「今日の朝!?」

青年を含めた大半の人間が、驚愕を示した。

「うん、ここに急に呼ばれて・・・」

青年は驚いた表情を隠そうともせずに呟いた。

「上の奴ら、やっかいなことしてくれるぜ。なにも知らねぇ人間寄こすとは」

さっきまでの上司のことだろうか?。

「親睦を深めるって、俺は知らない奴らばっかなんだが」

「ぼ、僕も!」

少年も同調していた。


 「まぁいいや、まずは名前だな。ここは年長者からか?」

青年が立ちあがってそういうと皆納得し、青年の方を見た。

彼が年長者なのは皆知っていたのか、単に見た目かは分からないが。

皆の視線が集中したのを確認すると、青年は口を開いた。

「俺は剛城龍介ごうじょうりゅうすけ。FDSの隊長をやることになった。皆で協力していこうぜ。まぁ呼び方はなんでもいい、隊長でも龍介でもご自由にどうぞだ。んじゃぁこれからよろしくっ!」

FDSの隊長。

龍介は、この中で一番の年長者である。

隊長はFDSを取り仕切り、なおかつ宇宙船の操縦も担当する。

この場にいる全員が、龍介の顔を頭にやきつけた。


 龍介が座ると、次にその隣の人間が立ち上がる。

濃い茶髪で、額近くに宇宙船の運転用ゴーグルをかけている。

しかし、その顔は不機嫌そうに歪んでいる、不満でもあるのだろうか?。

鏡谷律都かがみだにりつとだ。FDSの副隊長を務める。」

短く一言だけ告げると、すぐに座ってしまった。

FDSの副隊長。

名前の通り、隊長の補佐を務める。

主に経理面を担当し、メンバーの監視役でもある。

「なぁお前なんでそんな不機嫌そうなんだ?」

龍介が心配そうに聞く。

すると、律都が面倒くさそうに口を開く。

「お前の下で働くのが嫌なんだ」

“タメ口?。たしかに何でもいいとは言ったけど!!”

龍介がすこし悲しそうな顔をしていた。


 律都の次はその隣、このころになると、時計回りに自己紹介が進行していることがわかる。

律都の隣の人間が立ち上がった。無表情で。

瞳も全然焦点が合っていない。虚空を見つめているような感じだ。

立ち上がった少年は何故か口を開かず、律都の方を焦点の合って無い目でみつめる。

すると、律都はため息をつき、代わりに口を開く。

「こいつはれいだ。姓は無い。よろしくしてやってくれ」

零はそれを聞くと、ストンと椅子に座った。

「おい、お前ら面識あんの?仲いいんだよな、自己紹介代わりにするぐらいだし。」

龍介が口をはさむ。

「あぁ、まぁ。俺がこいつの何て言うか・・・、名付け親みたいなもんだ」

???。

全員が頭にクエスチョンマークを浮かべる。

「え?なんで?、律都に人の名前決める権利があるんだ?。お前等歳近いだろ?」

龍介がなにかと絡んでくるが、律都はそれがうっとうしいらしく、次の少年を立ち上がらせた。


 律都に指名された少年は、艶やかな黒髪をお団子状にまとめていた。

両目も黒く、しかし左目の方が暗く淀んでいた。

色も白く、髪型のせいで女子に見えるが、顔立ちは少年のそれだった。

少年は薄くはにかみながら、口を開く。

黒雨桔梗くろさめききょうです。FDSの医療班部長を務めさせていただきます。まだまだ未熟ですが、これから努力していきますので、なにとぞよろしくお願いします」

医療班部長。

宇宙侵略には、医療班も必要である。

中でも桔梗は本部の中でも優秀な医療班の人間であり、なにかと顔が広い。

きっとFDSに所属していなければ、本部の第一線で働くような人材である。

「お前があの有名な?。黒雨桔梗?。」

「え!?。俺そんな名前聞いたことないぜ。お前そんなに有名?」

律都と龍介がそれぞれのリアクションを示す。

「?。お前、黒雨桔梗の名前知らないのか?」

律都が心底不思議そうに、龍介に聞き返す。

「あぁ、知らん。だって俺自分以外のメンバーとかあんまり調べないし、特に医療班とか全く関わりないし」

宇宙安全対策本部には、戦闘班、医療班、科学班が存在し、龍介も律都も戦闘班の人間である。

また、その班の中にも階級があり、第一線の人間は、本部の中心的存在である。

桔梗は、少年ながら医療班の第一線で働くことができるほどの実力者として大半の人間に知られている、それを知らないとなると・・・。

「・・・馬鹿だなお前」

副隊長が隊長に刃物の一言。上下関係などもう彼らには関係ない。

「ば、馬鹿ってお前そんな・・・酷いぞ!。俺の方が位あるからな!。」

龍介と律都は早速口喧嘩。

耐えられなくなったのか、桔梗が口を開く。

「あ、あの・・・。僕そこまで有名じゃないです。知らなくても当然だと・・・」

「ほら!本人が言ってんだ!、俺は馬鹿じゃないぞ!」

「・・・謙遜だろ」

これ以上は争っても無駄と判断したらしく、次の少年を指名する。


 5人目の少年は、茶髪に黒色の目を持った、ごく普通の容姿の少年だった。

この中で、おそらく一番年下の人間だろう。一番幼く見える。

巫田章かんなぎだしょうです。FDSの医療班員として務めさせてもらいます。僕には、黒雨先輩ほどの知識はありませんが・・・、頑張るのでよろしくお願いします!」

章は桔梗の後輩にあたる人間である。

桔梗のことを“黒雨先輩”と呼んでるあたり、2人はかなり親しいのだろう。

章の自己紹介が終わると、全員の目線が1人に集中した。


 飛び入りの少年。

少年は、目線に気付くと飛びあがったように立ち上がった。

そして、自己紹介を始める。

茅蘭明希ちらんめいきです!!。え、えーと、今日の朝急にFDSのメンバーって言われちゃいました。なんにも分からないです。あ、あの・・・よろしくお願いします」


 明希のオロオロぶりを見て、律都は心の中で呟いた。

“はぁ・・・やっかいなことになった・・・”

ちなみに、当の本人は龍介に握手を求められていた。

“FDSはどうなっちまうんだろうな・・・”

副隊長の悲痛な心の叫びと共に、FDSは誕生した。


こんにちは、蒲沢公英子たんざわぽぽこです。

遅くなってすいません!。


1話にやっと到達し、晴嵐以下の更新速度です。

これからもこのくらいのスピードで、更新していこうと思うので、心を広くしてお待ちください(願


これからの予定は、まず晴嵐の13~15話夢の少女編を執筆後、FDSの2話を書こうと思います。

なので、本当に遅れますが・・できれば晴嵐もよんでくだs(爆


ここから宣伝です。うっとうしいと思うので、見たくない方はバックお願いします。



悠莉様と合作始めました。

悠莉様とはオフ友で、お互い(とくに私)未熟者ですが、ぜひ読んでみてください。

↓がURLです

http://mypage.syosetu.com/115413/

宣伝すいませんでした。


次回予告

FDSついに始動!。

最初の侵略は火星へ。

FDSは火星の征服を果たすことができるのか?

サブタイトル未定です。


ここまで、ご愛読ありがとうございました。

皆さんFDSの応援をよろしくお願いします。

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