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10話 3人目

今日の夜2回目の投稿します!

おそらく9時頃!

楽しみにしてねー!(楽しみにしてくれている人がいると嬉しいです)


あと、その時にちょっと大きいような話をします!

「ここでストーンウォール、からの──払いっ!」


 ドゴォン! 鈍い衝撃音とともに砂煙が上がる。


 今、俺たちが何をしているのかというと──

 そう、2ヶ月前に俺が受けたあの”激ムズ実力テスト”を、今は速水が受けているのだ。その観察中だ。


「......俺の時よりホーンウルフ増えてない?」

「別にホーンウルフはテストじゃなかったけどね」


 ほなスライムがテストだってことか......

 1ヶ月の初心者はそんなもんって思われてたってことか。悲しいのう......

 俺はホーンウルフは倒したからな。え?スライムはって?10分かけたさ!!


 だが、真の実力者を前にするとそれすら口にできなくなる。


(……え、なんか普通に強くね?)


 速水の動きは、圧倒的だった。

 俺が瞬殺されたホーンウルフ5体を土壁で分断し、各個撃破。

 連携が命の集団型モンスターを、戦術と精度でバラバラにして敵の長所を潰していく。


 それも無駄がない。

 逃げようとする個体を距離のリーチで追い込み、最後は一太刀で仕留める。


 まるで──死神。


「速水! 後ろ!」


 とは言え、無敵というわけじゃない。

 死角もあるから奇襲もされかねない。

 現に、猛突進で速水の背後に迫る一頭のホーンウルフ。

 慌てて声を張り上げるが、速水は前方に集中していて、振り向く気配がない。


(あれ……なんで俺、動けねぇんだ?)


 2ヶ月前の記憶が蘇る。

 あのときも、俺は怖くて、何もできなかった。


 でも───今は違う。

 体が勝手に、前へ出ていた。

 ホーンウルフが速水の背後まで迫ったその瞬間──


 速水は───笑った。


 そして振り向きざまに叫ぶ。


「テラバレット・クエスタ!!」


 バンッ!と乾いた破裂音とともに土が爆ぜ、親指大の礫が連射される。

 高速で撃ち出された石弾が、ホーンウルフを粉砕する。

 砂塵が落ちた向こうに、速水が立っていた。


(……強ぇ……)


 呆然と立ち尽くす俺。その隣に、遅れて如月が歩いてきた。


「......せめて走ってきてくれない?」


 苦笑しながら言う速水に如月は当たり前のように返す。


「速水なら大丈夫でしょ」

「まあそうだけどさ。で、このパーティに入っていい?」


 そりゃ......という感じで如月は生き生きと即答する。


「もちろん!」

「よっしゃあ!!」


 こうして、俺たちのパーティは三人になった。




 ◆◆◆◆◆


 ──その帰り道。


 速水と別れて、夕暮れの街を歩いていたとき、ふと考える。


(そういやさ……あの“魔弓”みたいなやつ、どうやって撃ったんだっけ?)


 あの一撃。あれが今の俺の限界点。

 けど、もっと上がある。もっと強くなれる。

 あれは明らかに不完全な状態だ。完全な状態にすればさらに強くなる。


 だって──夢は世界最強だ。

 言葉にしたからには、やり遂げる。それが俺のモットーだ。


(えーっと……構えて、引いて……いや、違うな。魔力は後? いや、その前か……?)


 ……うん、まったくわからん。

 こういうときは、頼るべき人がいる。





「ただいまー」

「おかえり。怪我は治ったか?」


 永瀬師匠。俺の人生における“地獄担当官”である。

 ニコニコしながら弟子を瀕死にさせるスタイルの人だ。

 もはや愛とかそういう次元じゃない。そのくせ、大抵忘れて笑顔で誤魔化してくるのでとんでもない人間性を持つ人だ。


「バッチリ。で、ちょっと2ヶ月前の話なんですが、質問いいですか?」

「ふむ。では講義の時間だな」


 はい、始まりました。

 永瀬師匠の魔法講義──別名、無慈悲レクチャータイム。




「......なるほど、魔力宿りか。ずいぶん早いな......本物だとしたらね。──残念だが誠、お前には到底無理だ」

「ちょ、開口一番で希望ゼロ!?」

「正確に言うと、あれは“半・魔力宿り状態”だ」


(半……ってなんだよ)


「魔力宿りとは、物体に使用者の魔力を封じる高度な技術だ。

 魔素の九割を閉じ込め、必要なときにだけ放つ。制御力がバケモノじゃないとできない」

「じゃあ俺のは?」

「魔力の“逃げ道”を、別の魔力で力づくで塞いだ。つまり、乱暴な魔力宿りだな」


(雑だけど……ちょっと天才っぽくね?)


「でも、それ効率悪くないですか?」

「うむ。良いわけがない」

「……つまり、全部できてないってことですね?」

「その通りだ。自覚があるのは良いことだ」


(褒められてる気がしねぇ!)


「ちなみに、完璧な魔力宿りだったら威力どのくらいです?」

「あの魔力量だったらCランクの魔物なら軽く吹き飛ぶよ。あのコントロールでよく生きてたな、誠」


 軽く言うな軽く!

 結構危険な技じゃねぇか!

 コントロールが低いなら使わせんなよ!あんた一応保護者として冒大に登録してんだぞ!


(あのトレーニング……死にかけたのは伊達じゃなかったか)


「ちなみに、速水はC-行くか行かないかくらいだ。だが、お前の一撃は、それを上回る資質がある」

「おぉ……!」


(やっぱり俺、天才なんじゃ──)


「だが、魔法において誠が如月より強いとは思っていない」

「でしょうね」

「確かに一般人よりは上達は速いが、その程度だ。強引な半魔力宿りは、今の誠じゃ三回も使えない。普通は全部の攻撃にするものだからな。あれに頼るのはやめろ」


(うん、天才じゃなかった)


 所詮俺は「できる初心者」なだけで天才でも秀才でもない。

 でも、少しだけスッキリした。

 自分の“課題”が見えたから。

 千里の道も一歩から──そういうやつだ。


「というわけで、お前の魔力制御を鍛えるため、例のアレをやるか!」

「え、ちょ、待っ──」

「第一問! 魔力制御で最も大切なのは!?」

「ギャアアアアアアア!!」


 ……こうして、俺の“強化年間”が始まった。

 たぶん、いやきっと──強くなっていく。

 (※なお心身の保証はない模様です)

昨日の夜に寝違えて首の右肩寄り部分を痛めてしまい、あー痛いなぁ、と感じていたのですが。

今日長距離バスに乗っていて、眠くなったから寝たら、首の左肩寄り部分が痛くなりました。

背もたれに真っ直ぐ寝ることが昔からできない僕はバスの中で眠さに耐えながら.......ゲームしてます。



P.S.というのが昨日の話なのですが、まだ首が痛いです。痛みごと年越ししそうですね。


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