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第18話 賑やかだな~

本日2話目です。明日から夕方のみの更新となります。よろしくお願いします。

☆。.:*・゜☆。.:*・゜


〖きっとね、うるさーいって思うほど賑やかになるよ〗

と、神様が言った通り


『お水飲むです!』

『ジュースもあるです!』

『果物もあるです!』

『お粥もあるです!』

『葛湯もあるです!』

葛湯!?

色々突っ込みたいけど、とにかく、神様の言う通り本当に賑やかです。


『こらこらお前たち、嬉しいのはわかるが、少し落ち着け』

『そうね。まずはお水をもらおうかしらね』


『『『はいなのです』』』

『神樹の精様、お水なのです』

どうやってるのか、家妖精さんが自分より大きなグラスにお水を入れて、ふよふよ翔んで持ってきてくれました。どうなってるのかな?


『ありがとう』

ハッ!ぼうっとしてる場合じゃなかった

「ありがちょ」

お礼言わないとね。


『どういたしましてですーっ』ふんすっ

胸張ってかわいいです!


『はい。じゃあゆっくり飲みましょうね』

「あい」くぴ

『う~ん、かわいいわねぇ』

ええと、この人は確か、家妖精さんたちが、シンジュノセイサマって⋯ん?


「しんじゅ⋯?」

しんじゅって、真珠じゃないよね?


『あら?私のことも神様に聞いたの?』

んん~っと


「しょーじゃにゃくて、んちょ、かみしゃまちょ、あいちゃいときは、しんでんか、しんじゅに、おいのりちてって」くぴっ

たしか、そう言ってたよね?いつも会えるとは限らないけどって。神殿は何となく分かるけど、シンジュは分からなかったんだよね。ん、このお水、甘みがあって美味しい!くぴっ


『ああ、そういうことね。私はその神樹の精霊なのよ』にこ

『神樹と言うのは、神がこの世界に一番初めに誕生させた樹なんだ。だから、一番神力が強い、神聖な樹なんだよ』

『それで、この少々変人なハイエルフは、代々その神樹の守り人を務めているの。植物に精通している優秀な薬師でもあるのよ』


「ほほぉ~」

そうなんだね。


『嬢ちゃん、なんか時々発言がちびっ子らしくないねぇ?今いくつなんだい?』じいっ

「う?」

いくつ⋯なんと言ったら良いのか?


『ママ、そんないきなり確信に触れなくても』

『あっ、このやたら色気を振りまいてるのは、家精霊のママよ。家妖精たちの親分的な人ね』

『親分?せめて姉御と言って欲しいねぇ』ふふん


「ほああ」

わあ、そんな後れ毛を払いながら首を傾げたら、またまたお色気がっ

そっか、露出が少ないのにそのお色気は着物の着方が絶妙なんだ!衿の抜き方がっ!


『ほらね?そういうとこだよ。ねぇ?』つつつー


「ほああ」かああっ

顎撫でられた~


『で?いくつなんだい?』

『ママ⋯』

『だからね⋯。もう、仕方ないわね。あのね?私たちはあなたが〖渡り人〗だと思っているの』


「わちゃりびと?」

何?それ?


『世界を渡って来た者、つまり〖異世界人〗のことね』


「あ~」

ん~当たってるじゃん。これはもう、正直に言った方がいいよね?


「えっちょ~わたちは」


〖ちょおっと待った~〗

ぱあああっ


「ほあああ?」

また光った~?


☆。.:*・゜☆。.:*・゜


お読みいただきありがとうございます。

ブクマ、いいね!などもありがとうございます。

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